中央大学企業研究所研究叢書 34


経済学を再建する


経済学を再建する
―進化経済学と古典派価値論―


塩沢 由典・有賀 裕二 編著

・A5判 568頁
・定価:本体 6,800円(税別)
・ISBN 978-4-8057-3233-5
・発行 2014年


 
現在「標準的」とされている経済学は、じつは19世紀初頭までの経済像に立脚している。21世紀の今日、現実は大きく変ったが、主流の経済学は、現実の方を仮の姿と考え、いまだ古い「経済観」にしがみついている。その理論と政策に基づく経済運営の結果のひとつがリーマンショックである。本書は、現在の「標準的」経済学以前の古典派経済学に立ち還り、価格理論(価値論)そのものを問い直すところから経済学を再構成しようとする提案とその討論である。進化経済学・複雑系経済学の日本におけるパイオニアである塩沢由典教授が冒頭の5章で大きな展望を示し、続く7編で基礎理論、学説史、経済発展の各方面にわたる検討・吟味を加えた。




主要目次


提 案 編
第1章 なにが必要か―経済学再建のために―
第2章 進化経済学の可能性
第3章 価値と数量の二重調整過程
第4章 古典派価値論のリドメイニング
第5章 新しい国際価値論とその応用
討 論 編
第6章 生産と消費の古典派経済観の発展的分析
第7章 ネオ・リカーディアンの差額地代理論の数学モデルについて
第8章 価格と数量の同時決定体系への転換―経済学観の分岐点― 
第9章 モデル科学としての経済学―J.S.ミルの経済学方法論から考える―
第10章 P.H.ウィクスティードにおける「資源配分」と「所得分配」の原意
第11章 動学的比較優位とアジアの再台頭
第12章 雁行形態発展論と東アジアの国際生産・貿易ネットワーク―中間財貿易の古典派的理解による理論化―





執筆者紹介
(*研究員とは、中央大学企業研究所研究員を示す。)



塩沢 由典  中央大学商学部教授  研究員
有賀 裕二  中央大学商学部教授  研究員
浅田統一郎  中央大学経済学部教授 研究員
吉井  哲  名古屋商科大学経済学部准教授 
瀧澤 弘和  中央大学経済学部教授 研究員
井上 義朗  中央大学商学部教授  研究員
横川 信治  武蔵大学経済学部教授  
植村 博恭  横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授



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