125ライブラリー 005
増 刷
英語史で解きほぐす英語の誤解
納得して英語を学ぶために
堀田 隆一 著
・四六判 210頁
・定価:968円(本体 880円)(10%税込)
・ISBN 978-4-8057-2704-1
・2011年 発行/2014年・2016年 増刷
私たちはなぜ英語を学ぶのか?一見すると自明なこの問いに、自信をもって正確に答えられる日本人は少ない。英語は世界語として国際的に最もよく通用する言葉だから、という答えでは不十分である。なぜなら、この答えはなぜ英語が世界語となったのかという背景については何も語っておらず、英語学習の動機づけとしては弱いからである。注目される言語であるだけに、英語には数々の誤解や俗説が生まれており、それが人々の英語に対する態度に負の影響を及ぼしている。 本書は英語の歴史を通じて英語にまつわる基本的な誤解を解きほぐし、読者に能動的に英語に向かわせ、言語への素朴な好奇心を喚起し、その不思議と魅力へ誘うことを目指す。 |
なぜ人々は英語を学ぶのか |
英語は世界共通語である |
英語は昔から変化していない |
英語はラテン語から派生した |
英語は純粋な言語である |
英語は易しい言語である |
英語は日本語と比べて文字体系が単純である |
英文法は固定している |
イギリス英語とアメリカ英語は大きく異なっている |
英語は簡単だから世界共通語になった |
英語はもはや変化しない |
■著者紹介
堀田 隆一 中央大学文学部准教授 (英語文学文化専攻)
■編著書紹介
2009年に“The Development of the Nominal Plural Forms in Early Middle English”を出版