経済学・財政学

中央大学経済研究所研究叢書 64


格差対応財政の新展開


格差対応財政の新展開

 片桐 正俊
御船 洋
   横山 彰 編著


  ・A5判 424頁
 ・定価:本体5,000円 (税別)
 ・ISBN 978-4-8057-2258-9
 ・発行 2016年

今や世界各国が共通して抱えている格差問題について,税財政の観点から対応のあり方を検討する。格差問題はさまざまな局面で生じているが,本書では,所得・資産格差,地方税収の地域間格差,税・社会保障の受益と負担の格差,過疎地域間の財政力格差,東京都の市町村総合交付金における格差,自治体合併がもたらす格差,水道・電力等の公共料金の負担格差等,税財政が問題解決のために関与すべき格差問題および財政制度内で生じる格差問題を包括的に取り上げ,格差の実態と課題,格差是正のための今後の方策を考察する。さらに分析の射程を海外にも広げ,アメリカ,カナダ,ニュージーランド,中国,OECD諸国等における格差問題も検討する。



主要目次


第1部 日本の税制における格差問題と対応
第1章 日本の所得税収入と所得税負担 ―1990年代~2010年代の実態―
第2章 所得格差と租税対策 ―給与付き税額控除は格差の縮小に寄与するのか―
第3章 地方税制における税収格差の是正に関する一考察
第4章 地方法人所得課税改革と税源格差
第2部 諸外国の税財政における格差問題と対応
第5章 アメリカ連邦給与税の受益と負担の関係およびその税負担構造の考察
    ―ブッシュ政権期・オバマ政権期を中心に―
第6章 カナダの普遍主義とアメリカの選別主義
    ―所得税および社会保障負担構造および福祉国家財政の比較―
第7章 資産格差と資産課税 ―ニュージーランドの議論―
第8章 中国の年金制度における所得格差と年金制度持続性についての分析
第9章 OECD諸国の社会的リスクへの対応と所得格差について
第3部 財政調整および公共料金政策における格差問題と対応
第10章 過疎対策と過疎地域の財政力格差
     ―過疎対策は財政力の地域格差を是正できたか―
第11章 東京都市町村総合交付金等の沿革と財源調整機能
第12章 自治体合併のタイミング―連続時間サバイバル分析― 

第13章 水道料金と費用における格差分析
 
第14章 電力市場におけるベストミックスの理論的再構築          
     ―電力市場の価格政策が格差問題に与える影響の分析―

 





執筆者紹介


関野 満夫 (せきの みつお)     研究員 中央大学経済学部教授
柳下 正和 (やなぎした まさかず)  客員研究員 城西大学経営学部准教授
横山 彰  (よこやま あきら)    研究員 中央大学総合政策学部教授
浅羽 隆史 (あさば たかし)     客員研究員 成蹊大学法学部教授
片桐 正俊 (かたぎり まさとし)   研究員 中央大学経済学部教授
広瀬 義朗 (ひろせ よしろう)    客員研究員 東京都立産業技術高等専門学校ものづくり工学科准教授
篠原 正博 (しのはら まさひろ)   研究員 中央大学経済学部教授
李 森   (り しん)        客員研究員 福山大学経済学部教授
飯島 大邦 (いいじま ひろくに)   研究員 中央大学経済学部教授
御船 洋  (みふね ひろし)     研究員 中央大学商学部教授
中島 正博 (なかじま まさひろ)   客員研究員 和歌山大学経済学部准教授
中澤 克佳 (なかざわ かつよし)   客員研究新 東洋大学経済学部准教授
田代 昌孝 (たしろ まさゆき)    客員研究員 桃山学院大学准教授
田中 廣慈 (たなか ひろしげ)    研究員 中央大学経済学部教授
*研究員。客員研究員の所属は、中央大学経済研究所です。



この本を購入希望の方はこちらをご覧ください

トップページへ戻る