中央大学学術図書 102
経済・財政学




日本の戦争財政
日中戦争・アジア太平洋戦争の財政分析


関野 満夫 著
 

・A5判 276頁
・定価 : 3,300円(本体3,000円)(10%税込)
・ISBN 978-4-8057-2187-2
・発行 2021年

 日中戦争・太平洋戦争を遂行した日本の戦争財政の実態を総合的に解明する。英米独と日本の戦争財政の比較、臨時軍事費特別会計・一般会計による戦争軍事支出の内容と問題点、戦時期の経済成長と国民所得の動向、戦時経済での国民消費支出の縮小、所得税・消費課税の大増税と国民負担、軍需景気と法人税負担の実際、戦費調達の8割を担った膨大な戦時国債の発行消化の状況、戦時期における国民への貯蓄強制の実態などを財政・経済資料を基に実証的に明らかにする。また、敗戦直後の経済危機・財政危機の中で超インフレ過程と大増税による国民負担を伴いながら、膨大な戦時国債残高の財政負担が実質的に解消されていった経緯も具体的に解明する。



主要目次


第1章 第2次世界大戦期の戦争財政 ─米,英,独と日本の比較─
第2章 日本の戦争財政と軍事支出 ─臨時軍事費特別会計と一般会計─
第3章 戦時期日本の経済成長・国民所得と資金動員

第4章 日本の戦争財政と租税(1)
─戦時増税の論理,消費課税の増税─
第5章 日本の戦争財政と租税(2)
─所得課税の増税─
第6章 日本の戦費調達と国債

第7章 戦争財政の後始末
─インフレ,財産税,戦時補償債務,国債負担の顚末─





著者紹介


 
関野 満夫(せきの みつお) 中央大学経済学部教授(財政学) 経済学博士(京都大学)
1987年京都大学大学院経済学研究科博士課程満期退学。1987年中央大学経済学部助手、1990年中央大学経済学部助教授を経て、1996年より現職。2009年~2013年中央大学経済学部長。


主要著作

『ドイツ都市経営の財政史』(中央大学出版部、1997年)

『日本型財政の転換』(青木書店、2003年)

『現代ドイツ地方税改革論』(日本経済評論社、2005年)

『地方財政論』(青木書店、2006年)

『日本農村の財政学』(高菅出版、2007年)

『現代ドイツ税制改革論』(税務経理協会、2014年)
                    (第24回租税資料館賞)

『福祉国家の財政と所得再分配』(高菅出版、2015年)

『財政学』(税務経理協会、2016年)


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