経済学・財政学


貨幣と金融経済の新展開


貨幣と金融経済の新展開
環境問題解明への試み


一橋大学名誉教授
花輪 俊哉 著


・四六判 276頁
・定価:本体 2,200円(税別)
・ISBN 978-4-8057-2179-7
・2012年 発行


 
現在、資本主義経済は漂っている。これは日本経済のみならず、ヨーロッパでも、また世界をリードるアメリカでも同様である。そして共通の課題に直面している。それは環境汚染の問題である。日本は震・津波・原発汚染で、またヨーロッパはドイツの原発反対とフランス等の賛成との対立による混乱、またアメリカはイランや北朝鮮の原爆開発に手を焼いている。資本主義は、価格メカニズムですべて解決きるか。ケインズは、これを否定し(『自由放任の終焉』)、価格の代わりに所得を以てきた。われわれはケインズにより導入された投資家が、期待収益率とリスクを重視したように、消費者物価と環境汚染度関心を持つ生活者を考慮する必要がある。




主要目次


第Ⅰ部 現代金融論の基礎的考え方


 第1章 ペニの重み

 第2章 貨幣の変容と貨幣管理

 第3章 現代金融論の変遷

 第4章 スタグフレーションのポリシー・ミックス 第5章 ギブソンのパラドックス



第Ⅱ部 資本主義経済と金融機関


 第6章 社会主義経済の崩壊と市場経済

 第7章 ケインズ時代の再来

 第8章 20世紀の経済学者から21世紀へのメッセージ

 第9章 金融機関の将来



第Ⅲ部 新しい資本主義への道:貨幣と金融経済の新展開


 第10章 グローバル資本主義とは何か─その本質と改善点─

 第11章 1930年代の大不況とグローバリゼーション下世界同時不況─ケインズ時代の再来─

 第12章 新しい資本主義への道



第Ⅳ部 より進化と発展のために


 第13章 ケインズ経済学の秘密─3部作を中心として─

 第14章 外国為替の安定をめぐって

 第15章 金本位制、労働本位制および資産本位制

 第16章 経済発展モデルから見た日本との中国の関係





著者紹介


花輪 俊哉 1931(昭和6)年生まれ。一橋大学名誉教授。
一橋大学・中央大学教授、日清紡ホールディング社外取締役を歴任瑞宝中綬賞を受賞。
現在中央大学企業研究所客員研究員。





著書紹介


『貨幣と金融』(東洋経済新報社 1980)

『ケインズ経済学の再評価』(監訳)(東洋経済新報社 1980)

『金融経済学』(東洋経済新報社 1982)

J.R.ヒックス『貨幣と市場経済』(共訳)(東洋経済新報社 1992)

『金融システムの構造変化と日本経済』(編著)(中央大学出版部 1999)



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