中央大学学術図書 33

経済学・財政学



フランス金融史研究
―《成長金融》の欠如―

中川 洋一郎 著


・A5判 416頁
・定価:本体 3,800円(税別)
・ISBN 4-8057-2151-0
・1994年 発行


 今日のフランス経済の特徴は「競争力の欠如」とか「構造的脆弱性」などと規定されるが,マクロ的統計として結果が語られるのみでその本格的原因は追求されないままに終っている。これを究明するため「中小企業に対する《成長金融》の欠如」という側面を徹底的に追究。



主要目次


第T部 通貨構造 ―現金通貨の優位

 第1章 第一次大戦前における通貨流通 ―景気循環および地域との関連について―
 第2章 現金通貨の地理的循環 ―フランス銀行の通貨流通調整機能―
 第3章 第一次大戦前における通貨・信用の季節変動 ―大預金銀行の全国的支店網の形成とフランス銀行の機能変化―

第U部 銀行構造 ―大型預金銀行・地域銀行・局地銀行

 第4章 19世紀末における大預金銀行の全国的支店網の形成 ―中・長期信用からの撤退と短期信用への重点移行―
 第5章 大預金銀行の営業政策の転換と地域銀行の形成 ―対抗関係の原因と形態―

第V部 産業金融 ―《成長金融》の欠如

 第7章 第一次大戦前における中小企業の投資意欲 ―自己金融、競争力欠如、市場の狭隘性―
 第8章 第一次大戦前における中小企業の長期資金調達 ―間接金融の欠如と狭隘な証券市場―
 第9章 フランス銀行の「産業金融」 ―信用手形の更新の義務をめぐって―
 終 章 現代フランスの下請システム ―《ユニット志向》の欠如―



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