中央大学政策文化総合研究所研究叢書 4


地球市民社会の研究


地球市民社会の研究

「地球市民社会の研究」プロジェクト 編

・A5判 260頁
・定価:本体 2,900円(税別)
・ISBN 4-8057-1403-4
・2006年 発行


 二一世紀はテロとともに幕を開けた。グロバリゼーションはとみに加速し、国際的な相互依存関係は拡大・深化した。主権国家は揺らぎ、グローバル・イシューの問題解決能力を喪失してきた。国家中心的なモデルでは、世界問題は解決策を見出せなくなっている。普遍的な国家組織としての国際連合には大きな期待がかけられている。国家の空洞化はグローバル政治の担い手として、国家のほかに市場(経済)、国際組織、市民とNGOの登場を促した。国際NGOはいまや条約をつくるようになった。各国の国民は国境を越え、他の国の市民と繋がりを求めている。本書は、二〇世紀の「暴力の文化」を払拭して「平和の文化」を模索しつつ、さまざまな角度から「地球市民社会」の研究を目指した共同研究の成果である。




主要目次


第一章 地球市民社会の系譜と課題 中央大学法学部教授
臼井 久和


第二章 地球市民社会と文化の多様性 中央大学経済学部教授
内田 孟男


第三章 地球市民社会の境界線 - デモクラシーと差異 - (財)政治経済研究所研究員
北村 治


第四章 世界システムとグローバル市民社会 中央大学法学部教授
星野 智


第五章 地球市民社会とグローバルな社会運動 - その限界と意義 - 東京学芸大学助教授
都留 康子


第六章 欧州連合(EU)と市民社会 - 組織化された市民社会とEUの制度 - 関東学院大学法学部教授
高瀬 幹雄


第七章 一九九〇年代のアフリカの政治変動 - 市民社会論の視点から - 明治学院大学国際学部教授
勝俣 誠


第八章 国連とNGO参加 - 進まぬ制度改革と拡大する非公式参加 - フェリス女学院大学国際交流学部教授
馬橋 憲男


第九章 地球市民社会論の射程と限界 中央大学法学部教授
滝田 賢治


第十章 「人間の安全保障」と地球市民社会- ネオリベラル・グローバル化の人間の不安全に抗して- 大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長
武者小路 公秀



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