中央大学政策文化総合研究所研究叢書 3


東アジア共同体への道


東アジア共同体への道

滝田 賢治 編


A5判 294頁
・定価:本体 3,300円(税別)
・ISBN 4-8057-1402-6
・2006年 発行


 一九九〇年代初頭マレーシアのマハティール首相が東アジア共同体構想を提唱して以来、この構想をめぐる議論は活発化してきたが、二〇〇五年十二月マレーシアの首都クアラルンプールで第一回東アジアサミットが開催されることにより構想の域を脱し、具体化に向け第一歩を踏み出した。しかしこの構想をめぐり賛否両論があるのも事実である。アメリカは、この構想は中国が地域覇権を確立するための手段であると激しく反対しているし、日本国内でも中韓両国との緊張関係を理由に非現実的であるという論調も勢いを増している。本書は政財界、マスコミばかりか学界でも議論を呼んでいるこの東アジア共同体構想を、その背景と課題を中心に多角的に分析している。



主要目次


第一章  東アジア共同体構想の背景と課題                        滝田 賢治
第二章  東アジアにおける地域ガバナンスの課題と展望                  内田 孟男
第三章  東アジア・サミットと地域共同体の創設                     ジョン・カートン
第四章  東アジアにおけるリージョナリズム ―コラボレーションから法制化へ―      楊 永 明
第五章  アジア太平洋における多国間調の促進                      韓 庸 燮
第六章  東アジア経済共同体 ―モデルの探求―                     イワン・ツェリッシェフ
第七章  東アジアとの共存と日本の対内直接投資                     高橋 由明
第八章 「東アジア共同体」構想と環境ガバナンス ―環境ガバナンスから環境共同体へ―   星野 智
第九章  東アジア共同体の思想的文脈 ―東アジアと日本、その思想的関係―        モジュタバ・サドリア
第十章  友好交流から東アジア共同体へ? ―日中交流概観調査からの知見―        園田 茂人
第十一章 東アジア共同体論の歴史的文脈                         斎藤 道彦
第十二章 北朝鮮の核問題と北東アジアの平和                       金 慶 敏
第十三章 北東アジア共同体の構築に関する一考察                     張 小 明
第十四章 韓半島と北東アジア平和共同体の構築                      金 景 一





執筆者紹介


滝田 賢治         中央大学法学部教授[第一章]
内田 孟男         中央大学経済学部教授[第二章]
J.カートン         トロント大学政治学部教授[第三章]
楊 永 明         台湾大学政治学系副教授[第四章]
韓 庸 燮         韓国国防大学教授・国家安全保障研究所所長[第五章]
イワン・ツェリッシェフ   新潟経営大学経営情報学科教授[第六章]
高橋 由明         中央大学商学部教授[第七章]
星野 智          中央大学法学部教授[第八章]
モジュタバ・サドリア    中央大学総合政策学部教授[第九章]
園田 茂人         早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授[第一○章]
斎藤 道彦         中央大学経済学部教授[第十一章]
金 慶 敏         漢陽大学社会科学大学教授[第十二章]
張 小 明         北京大学国際関係学院教授[第十三章]
金 景 一         北京大学朝鮮文化研究所副所長[第十四章]





訳者紹介


今井 宏平   中央大学大学院法学研究科博士課程前期課程[第三章]
川久保文紀   中央大学大学院法学研究科博士課程後期課程[第四章]
竹中奈津子   中央大学大学院法学研究科博士課程後期課程[第五章]
野村 幸平   潟LャリアライズMOT(技術経営)スクール担当[第六章]
降幡 博亮   中央大学大学院総合政策研究科博士課程後期課程[第九章]
李 相 法   筑波大学人文社会科学研究科[第十二章]
安藤 智孝   中央大学大学院法学研究科博士課程後期課程[第十三章]
姜 京 守   中央大学大学院商学研究科博士課程後期課程[第十四章]
李 頌 東   中央大学大学院法学研究科博士課程前期課程[第十四章]



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