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長野県中信支部

母校学生ボランティアが長野市の被災地で復興活動に大活躍

▽2019年11月23日、24日
▽長野県

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 台風19号は長野市の北部地区に大きな爪痕を残しました。特に千曲川の濁流は多くの家屋を押し流し、リンゴ生産地で名高い農村地帯に甚大な被害をもたらしました。
 被災から1か月経過しても復興は進まず、ボランティアが足りないと報道されるようになりました。
私も軽トラを運転し、災害ゴミの運搬や搬出に数日間携わりましたがこのままではらちが明かない。と「中央大学ボランティアセンター」に助けを求めました。
 被災地の実情を理解された学生課は、早速に大学ホームページを通じてボランティア募集をはじめるなど大変スピーディーな対応をとり、あっという間に20数人の学生が応募してくれました。
 東日本や九州・広島など被災地で素晴らしい活動を展開してきた学生たちの心意気を感じたところでした。 一方、学生だけに頼るのではなく、共に復興活動に携わることで彼らの活動を後押しすることが必要と考えた私たちは支部メンバー・父母連絡会・保険代理店・金融機関・一般の方々に幅広くボランティアの必要を訴え参加を依頼しました。

【11月23日(土)活動初日】40名
 学生18名が新幹線で長野入り、支部メンバー・一般支援者が長野県内各地から22名、災害地にほど近い「長野市北部ボランティアセンター」に集合しました。
 その場で学生を中心とした混成チームを編成、自主的に責任者を決定させ安否確認責任者としての責任をもたせました。学生は色鮮やかな「中央大学ボランティアセンター」ビブスを着用、支部員は「朱色のお揃いのスタッフジャンパー」を着用して作業現場へ直行。リンゴ畑に堆積した泥を掻き出す重労働に着手しました。埋没した新幹線 車両基地がすぐそこにあります。
 収穫期を迎えたリンゴ畑には夥しいリンゴが落下し、泥が20センチほど堆積しています。このまま放置すると地中の根が呼吸できずリンゴの木は枯れてしまうのです。
 スコップでの作業は、硬くて重くベトツク土泥との戦いでしたが、それでも昼を挟んで30本のリンゴの木を掘りだすことができました。  昼食時には、コーディネーター主導で参加者全員の自己紹介もあり、参加者同士の交流も深まり、ボランティア経験談など意思疎通・絆作りが続きました。
 約4時間の作業が終了し、日帰り組は帰京し、宿泊組は善光寺境内の旅館に移動しました。  重労働で疲れ切った学生たちは、ボリュームたっぷりのカツカレーを食べながら、被災地の復興に貢献できた喜びにあふれ明日の活動に意欲を示してくれたのが印象的でした。

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【11月24日(日)2日目】40名
 宿泊組は朝6時半、善光寺境内にて大僧正の「お数珠回し」をうけ、本堂に参拝、戒壇巡りをしてから朝食です。善光寺下から長野電鉄に乗車、新たに新幹線で到着した学生と合流して災害現場へ直行。
 やはり被災している八幡神社に荷物を置き、昨日とは異なるリンゴ畑に直行。ここは千曲川決壊現場に近く、リンゴの木はなぎ倒され堆積した泥は多量です。
 ぬかるみ状態の足場で悪戦苦闘、それでも昨日と同じくらいの面積・リンゴの木を掘りだし、オーナーが大変喜んでくれました。
 14時半作業を終了して、前線基地からボランティアセンターへ集合。点呼・安否確認をして2日間にわたった災害ボランティア活動を終了しました。

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 困っている被災者、困っている被災地がある……何とか手助けができないか?
 雪が降る前に少しでも手伝いがしたい、間髪を入れずに見事に立ち上がってくれた、母校ボランティア学生に感謝したい、またその活動を側面から支援しようと集まってくれた多くの皆さんに感謝を申し上げたい。
 地元の有力新聞や長野市も「中央大学生や卒業生が長野のリンゴ畑で泥出し作業」と伝えるなど話題にもなった活動でした。作業に出動してから1週間経過、気温も急激に下がり周囲の山は真っ白になりました。勉学の合間を都合して駆つけた学生たちの活動はまさしく時季をえたものであったと感じるところです。本当にありがとう。
 時間が限られた中で、被災地域からの突然の要請に対してタイムリー・親切に対応してくれた、学員会本部・大学当局に深く感謝いたしております。

 クリスマスを前に温かい心の灯を優しく灯してくれてありがとう。

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(支部長 小林 治雄)



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