米田 貢ゼミ
Mitsugu Yoneda seminar

演習テーマ『現代日本の国民経済と国民生活の行方 ―世界市民としての自由と自立を求めて』

目的・到達目標

日本社会の発展に展望を見出せず、自らの将来設計図を描くことができない若者が増えている。1945年の敗戦直後に生まれた団塊の世代は、つねに厳しい競争環境に置かれてきたとはいえ、努力は必ず報われることを実感しえた世代であった。その背景には、「奇跡的」といわれるほどの戦後日本経済の高度成長があった。
それに対して、バブル経済崩壊以降の「失われた20年」を生きてきた現代日本の若者は、大学を卒業しても正規雇用にたどりつける保証はない。だから、親の世代にも増して、負け組みになりたくなければ他人を蹴落とすための能力主義競争に邁進すべきだ。新自由主義論者は、そう主張する。

だが、果たしてそうだろうか?どんな個人も、時代的制約、歴史的制約を逃れることはできない。だが、そのことは、個人がつねに時代に迎合して、時代の思想を受け入れて生きることを意味するものではない。
新自由主義という時代の風潮に流されることなく、いま生きている時代、社会を客観的に捉え返して、主体的に、自立的に、自由に生きるための航海図を描いてみることが必要なのではないか。

  1. 現代日本社会の「豊かさ」と「貧しさ」について多面的に検討する。
  2. アジア・太平洋戦争の戦前と戦後の比較を通じて、日本社会の歴史的発展を考える。
  3. 現代世界における南北問題、経済的格差を考える。
  4. 日本とアメリカ、日本とアジア(中国を含む)の関係を考える。
  5. 現代日本社会で経済的に自立することの意味を考える。

ゼミ紹介 ・ ゼミの運営方針

  1. しゃべらなきゃ損、ただし考えてきたうえでしゃべる、を全員がめざす。
  2. 勉強と遊びのメリハリをつける、ただし、いずれも全力投球で、かつ楽しむ。
  3. 3年次にインター(インナー)大会に必ず出席し、他大学と学習・研究交流をする。
  4. ゼミ生は必ずゼミ論文を執筆する。学生時代の最大の宝物をゲットして、卒業しよう。

2010年度より、「百聞は一見にしかず」ということで、2年次の春休み(3月)に沖縄で米軍基地や沖縄戦の調査旅行を行っている。ゼミ写真はそのときのもの。

教員プロフィール
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