村上 弘毅ゼミ
Hiroki Murakami seminar

演習テーマ『経済理論の修得及び応用』

活動内容

経済学は、現実に生ずる経済的問題を正しく認識し、論理的に分析することで、これら諸問題の解決を図ろうとするものです。

この演習は、演習生が、学習した知識をもとに、経済的現象を論理的に考察する能力を養成することを目的とするものです。演習者には、この演習を通じて、論理的思考を行い、且つ、その内容を簡明に表現する方法を学習していただきたいと思います。

以下の要領で、演習を行います。

年次ごとの活動

「演習 1」(2年次)

経済学の古典の輪読による経済学及び統計学(計量経済学)の基本的知識の復習。

経済学の基礎理論の多数は、古典によって確立されたものであって、時の試練に堪えた古典を知ることは、現在経済学を学習する者にとっても非常に有益であると思います。又、経済学の古典は、多くの場合、現実に生じていた重大な経済的問題を科学的に分析することを目的として書かれたものであって、これらを読むことは、様々な要因が複雑に作用を及ぼして生ずる現在の諸問題を抽象的に認識し論理的(科学的)に考察する(演繹的分析をする)際にも、役立つものであると思います。

令和3(2021)年度においては、失業のみでなく様々な問題を分析したマクロ経済学の古典として、ジョン・メイナード・ケインズ著『雇用、利子及び貨幣の一般理論』の(一部を)輪読したいと思います(以下に説明する目的を達成することができれば、他の古典でも構いません)。この書物は、マクロ経済学の基礎を築いた理論を提供したものですが、その理論は、現在の教科書で紹介されるような整ったものではなく、(数学的でなく論理的に)難解なものでした(『一般理論』には、経済学の教科書で展開されるような数学的記述は、殆どありません)。
演習生には、教科書で紹介される半ば無味乾燥な理論とは異なり、現実の問題に基づいて書かれた古典を通読することで、その深みを実感し、達成感(??)を味わっていただくと同時に、既に学習した経済学の知識を用いてこの書物の内容を整理し発表することを通じて、経済学(及び統計学)の理論を復習及び応用していただきたいと思います(これは、マクロ経済学及びミクロ経済学の良い復習の機会となると思います)。又、演習生には、経済分析に必要な理論を設計するために試行錯誤したこの書物を読んで、自身が関心を有する問題に対して演繹的分析を行う際の参考としていただきたいものです。

「演習 2」(3年次)

経済学に関する書物の輪読及び演習生が設定した題目に関する研究報告。
演習2の前期に、演習1で行ったように引き続き輪読を行うか、演習生が各自で設定した題目を研究する準備を行うかは、演習生と相談して決定したいと思います。

演習2の後期には、演習生が各自で設定した題目を研究していただき、その進捗状況を報告していただきたいと思います。又、プレゼンテーション大会における報告の準備も行っていただきます。

「演習論文」(4年次)

演習論文作成。論文の題目が、演習2で設定した題目又はこれに類するものであれば、論文の作成を円滑に行うことができるでしょう。

ゼミ紹介

演習生からの意見を取り入れつつ、演習の運営を進めていきたいと思います。本演習が単なる講義の場のみでなく、学生同士の交流の場となるように努めていきたいと思います。又、演習生の希望に応じ、合宿を実施したいと思います(写真は、合宿時のものです)。

オリジナルHP

演習生と相談したうえで、作成するかしないかを決定したいと思います。(教員のHPは、こちらです)。

教員プロフィール
研究者情報データベース
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