宮錦 三樹ゼミ
Miki Miyaki seminar

演習テーマ『公共政策への実証的アプローチ』

本ゼミでは、国や地方自治体の公共政策について、自身が関心を持つテーマをみつけ、その望ましいあり方について、実証的アプローチを用いて考察します。

活動内容

公共政策とは、国や地方自治体などの公共部門が行う施策のことを言います。その範囲は、子育て、教育、医療、防災、社会インフラ、農業、観光など多岐に亘ります。本ゼミでは、主に財政学の観点から、公共政策のあり方について皆さんと考察します。財政学では、より良い社会を実現するため、政府(国や地方自治体)が誰からどのようにしてお金を調達し、そのお金をどのようなサービスにどれだけ使うべきかを考えています。本ゼミでは、国・地方の財政制度、政府の経済活動に関する理論、自治体経営の手法などについて学びながら、私たちが生きる社会の課題・問題に対処するための望ましい公共政策のあり方を探ります。

また、「課題の発見」→「仮説の設定」→「仮説の検証」→「解決策の提言」というプロセスの中で重要となる、データを用いた因果推論の能力を身につけます。そのために、計量経済学のテキストを輪読し、統計ソフト(Excel や STATA)を使った実証分析の実習を行います。

研究においては、政策が実際に立案・実行される現場の問題から公共政策を考える視点を養うことも大変重要です。ゼミでは地方自治体などに実際に視察に行き、現場の人との意見交換を行うフィールドワークを積極的に企画します。

年次ごとの活動

演習1(2年次)

4月・5月<ミニリサーチプロジェクト>

公共政策に対する関心を深めるために、新聞記事などを利用したグループディスカッションやプレゼンテーションを行います。

6月~<因果推論を学ぶ>

計量経済学のテキスト輪読と実証分析の実習を通じて、因果推論の基本的知識を身につけます。その中で、公共政策の実証分析に関連する論文を随時紹介していきます。

演習2(3年次)

財政学のテキストや公共政策の実証分析に関連する論文などを輪読します(発表形式も含む)。輪読やフィールドワークなどを通じて、論文作成を見据えた自身の研究テーマをみつけます(人数によりますが、グループ単位でのテーマ設定を予定)。

演習3(4年次)

自身(グループ)の研究テーマについて、実証的アプローチを用いた論文作成のための指導を行います。

ゼミ紹介

本ゼミは、2019年度より開講されます。このゼミを、私たちが身近にある社会問題に関心をもって、どうしたらよりよい社会が実現できるだろうと皆で考え、解決策を議論できる場にしたいと思っています。現在、公共政策の立案現場では、統計などのデータやその分析結果から得られた根拠(エビデンス)を用いて、社会の課題把握、政策の目的提示、政策の効果測定などに役立てる EBPM(Evidence-Based Policy Making)と呼ばれるプロセスが重要視されています。この考え方は、政策立案にとどまらず、学生の皆さんが社会に出て働く上で直面する様々な問題解決を行う際にも重要になってくると思います。

初年度のゼミであるため、学生の皆さんと意見を出し合いながら、ともにゼミ運営の方向性を決めていきます。政策研究において重要となるフィールドワークの積極的な企画や、他大学ゼミとの研究成果発表なども視野に、楽しくかつ真剣に学べる場にしたいと思います。

教員プロフィール
研究者情報データベース