益永 淳ゼミ
Atsushi Masunaga seminar

演習テーマ『経済問題を経済学の歴史から考える』

メッセージ

日本経済は新型コロナウィルス感染症拡大によって戦後最大ともいわれる落ち込みを経験しました。来年度の雇用(就職活動)の状況に関しても楽観はできません。実際、景気・雇用・財政・社会保障などの将来に関しては不安を感じるニュースをよく耳にします。その際、コメンテーターや専門家や学者といわれる人々が様々な立場から様々な意見を述べていますが、一体どれが(より)正しいのでしょうか。

この場合、みなさんは、雇用、財政、社会保障の諸問題などに関するこれらの人々の提案の内容を知りたいと思うでしょう。もちろん、それはとても大事なことです。しかし、通常それらの提案は、人間や経済に関するその人の見方に大きく影響されています。

例えば、人間は金のためだけに働くのか、それともやりがいも求める存在なのか、失業はその人のヤル気の問題なのか、それとも市場経済の構造上の欠陥から生じるのか。どちらの立場に立つかによって、雇用問題に対する考え方も大きく変わってくるでしょう。このように、何が(より)正しいかを判断するためには、論者の意見の背後に潜むその人の価値観に光を当てなければなりません。

経済学の歴史を勉強するということは、過去の経済学者の市場経済観や人間観を学ぶということです。そして、市場経済や人間に対する考え方自体は、昔も今もそれほど異なっているわけではありません。その証拠に、現在の様々な政策提言の背後にある経済や人間に対する見方は、大抵は過去の経済学者たちによってすでに提示されたものと言ってもよいくらいです。

しかも、過去の経済学では、現在の経済学のような複雑なグラフや数式があまり出てこないので、みなさんが経済や人間に対する見方を鍛え上げていく際に、とても勉強しやすいでしょう。
現在の経済問題に対して自分なりの意見をもつためにも、経済学の歴史を学んでみませんか。

活動内容およびゼミ紹介

主な活動内容は、毎週のゼミ活動、3年次のプレゼン大会、インナー・インター大会への参加、4年次の演習論文作成です。また、ゼミ懇親会やゼミ合宿やOBOG会などの課外活動も積極的にやっています。
勉強とレクリエーションのバランスのとれた楽しいゼミを目指していますので、興味のある方は是非とも応募してみて下さい。

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