中央大学学術図書 92
文学・芸術


シェイクスピアとロマン派の文人たち


シェイクスピアと
ロマン派の文人たち


上坪 正徳 著
 

・A5判 344頁
・定価 : 本体 3,400円(税別)
・ISBN 978-4-8057-5231-9
・発行 2017年

 シェイクスピアの批評は時代を映す鏡であり、各時代の批評はその社会・文化の状況を反映している。この特徴はすでに王政復古期の批評家に見られた。フランスの新古典主義を信奉する彼らは、その理論に基づいてシェイクスピアを論じている。同じ傾向は18世紀のサミュエル・ジョンソンにも引き継がれた。このような批評を批判し、新たなシェイクスピア論を展開したのはロマン派の文人である。彼らは詩人の想像力を重視し、その理論的な働きをシェイクスピアに見出して、彼の作品の構造、性格描写、言語表現を新たな視点から論評した。本書は原資料に基づいて、シェイクスピア批評の変遷とロマン派の批評の特質を詳細に論じた研究書である。



主要目次


序 章 シェイクスピア批評史の幕開け
―シェイクスピアの「自然」(nature)と「技法」(art)をめぐる論議
第一章 サミュエル・ジョンソンのシェイクスピア批評
―二つの「自然」をめぐって
第二章 性格批判の始まり
第三章 A・W・シュレーゲルのシェイクスピア批評
第四章 S・T・コウルリッジとシェイクスピア
第五章 チャールズ・ラムのシェイクスピア批評

第六章 リー・ハントの演劇批評
第七章 ハズリットの批評と想像力の共感作用
第八章 キーツのシェイクスピア






著者紹介


 
上坪 正徳 (かみつぼ まさのり) 中央大学名誉教授 


主要著作

〈共 著〉『イギリス・ルネサンスの諸相』
      (中央大学人文科学研究所研究叢書4、中央大学出版部)
     『英国ルネサンスの演劇と文化』
      (中央大学人文科学研究所研究叢書18、中央大学出版部)
     『埋もれた風景たちの発見』
      (中央大学人文科学研究所研究叢書30、中央大学出版部)
     『伝統と変革・十七世紀英詩の詩泉をさぐる』
      (中央大学人文科学研究所研究叢書47、中央大学出版部)

〈共 訳〉 『ゴシック演劇集』(国書刊行会)
      アト・ド・フリース『イメージ・シンボル事典』(大修館)
      『十七世紀英詩の鉱脈』
      (中央大学人文科学研究所翻訳叢書11、中央大学出版部)
                                ほか



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