アン・ブロンテ
二十一世紀の再評価
大田 美和 著
・A5判 140頁
・定価 1,890円(税5%込)
・本体 1,800円(税抜き)
・ISBN 978-4-8057-5165-7
・2007年発行
日本ブロンテ協会奨励賞受賞以来、わが国のアン・ブロンテ研究をリードしてきた著者による待望の研究書。 近代イギリスにおける既婚女性の離婚、親権、財産権などの権利獲得史を視野に入れながら、二十世紀末までに不当に無視されてきた作家アン・ブロンテの小説『アグネス・グレイ』と『ワイルドフェル・ホールの住人』、詩、手紙、日誌を再読。殉教者のように耐える「おとなしいアン」という誤解を正し、社会的制約の中で巧みに女性の性的成長を語る技術を駆使し、悪を糾弾して社会の変革をめざすラディカルな作家像を立ち上げる。 イギリス小説とイギリス女性史の研究者のみならず、一般の小説愛好家の知的好奇心を満たす、刺激的な作家論。 |
| 第一章 | 『アグネス・グレイ』 |
| 第二章 | 『ワイルドフェル・ホールの住人』 |
| 第三章 | 『ワイルドフェル・ホールの住人』 から見た『嵐が丘』の眺め |
| 第四章 | アン・ブロンテの詩〜対象との距離感 |
| 第五章 | アン・ブロンテの手紙 |
| 終章 | |
| 大田 美和 1963年 生まれ 早稲田大学文学部卒業 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学 駒澤大学女子大学人文学部専任講師、助教授を経て 2003年より中央大学文学部教授 |
| 『ジェイン・オースティンを学ぶ人のために』(世界思想社 共著) |
| 『ジョージ・エリオットの時空』(北星堂書店 共著) |
| 『シャーロッテ・ブロンテ論』(開文社出版 共著) |
| 『なぜ『日陰者ジュード』を読むか』(英宝社 共著) |