歴史




グローバル・ヒストリー

妹尾 達彦 著

・B5判 280頁
・定価:本体 3,000円(税別)
・ISBN 978-4-8057-4151-1
・発行 2018年


 
従来とは異なる見方で人類の歴史を読み解き、人類共生の道を求める21世紀の世界史教科書。内陸部から沿海部に交通の幹線が移動することによって、人類の政治や軍事、経済、社会の組織、宗教、思想のあり方が大きく変貌していき、現代世界がつくられていくことを、豊富な図を駆使して体系的かつ具体的に論じる。前3000年紀における都市と国家の形成から今日までの世界の歴史を読み解く鍵は、交通史と都市史にある。ユーラシア大陸東部の歴史を一つのモデルとして世界史の構造をさぐり、21世紀の混沌を生きる人々に新しい歴史像を提供する。




主要目次


第1部 グローバル・ヒストリーの理論と方法

 第1講 人類史の大きな流れを把握する

 第2講 3つの仮説 ―生態環境の境域で国家がつくられる―

 第3講 前近代の世界システム ―生態環境と広域経済圏―

 第4講 空間の分類 ―ユーラシア大陸東部・中央部・西部という空間設定の提唱―

 第5講 時間の区分 ―4〜7世紀と16〜18世紀を画期とする三時期区分―


第2部 グローバル・ヒストリーの三段階―古典国家・農牧複合国家・近代国民国家―

 第6講 初期国家 ―国家の始まり―

 第7講 古典国家 ―前1000年紀における遊牧国家の形成と農業国家の再編―

 第8講 農牧複合国家 ―4〜7世紀の混乱と農牧複合の構築―

 第9講 世界宗教圏 ―広域経済圏の形成と個人意識の確立―

 第10講 都城時代の誕生 ―東アジアの都城時代と日本の建国―

 第11講 “商業帝国”の交替 ―ソグド商人からイスラ―ム商人へ―

 第12講 古典文化の復興運動 ―ユーラシア大陸の複数のルネサンス―

 第13講 西欧の勃興と全球史(グローバルヒストリー) ─沿海都市網の拡大と近代国家の形成─

 第14講 国民広場の誕生 ―視覚化される20世紀と目に見えない21世紀―


第3部 グローバル・ヒストリーとしての現在と未来

 第15講 これからの世界:ユーラシア大陸経済圏の形成





著者紹介


妹尾 達彦(せお たつひこ)

1952年広島県生まれ。現在 中央大学文学部教授
立命館大学文学部卒業.大阪大学文学研究科修士課程修了.同大学博士課程単位取得退学.北海道教育大学(釧路校)助教授,筑波大学歴史・人類学系助教授,ハーバード大学燕京研究所招聘研究員,陝西師範大学客員教授,ケンブリッジ大学セント・ジョンズカレッジ訪問学者,台湾国立清華大学客員教授,台湾大学客員教授,北京大学大雅堂訪問教授等を経て現職

主要著書:単著『長安の都市計画』(東京:講談社,2001年,韓国語版2006年,中国語版2012年)単著『隋唐長安与東亜比較都城史』(西安:西北大学出版社,2018年)単著『北京─ユーラシアの境界都市─』(東京:刀水書房,2018年近刊)編著『都市と環境の歴史学〔増補版〕第1集〜第4集』(八王子:中央大学文学部東洋史学研究室,2006年〜2016年)






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