政治・行政



公共政策の文脈
武智 秀之 著

・A5判 約260頁
・定価:本体 3,000円(税別)
・ISBN978-4-8057-1156-9
・2018年発行

 公共政策の文脈を理解するための分析枠組みとして、文脈主義、背景理論、規範理論、組織理論の資源依存アプローチを駆使して、公衆衛生、消費者保護、薬のインターネット販売、農業政策、景観まちづくり、地域福祉、農地改革、経済改革という政策分野を分析する。資源依存の流動性と安定性、不確実性と条件適合性という4つのセルで政策文脈を類型化する。政策の構造を主張・根拠・論拠という議論の構図や決定の文脈から解き明かす。文脈としての制度・利益・アイデア・歴史について理論的に検討する。公共政策におけるリサーチデザインの思考や方法について考察する。従来の文脈主義や背景理論を条件づけし、理論の再構成を提示する。



主要目次



第1章 文脈と文脈主義
第1節 文脈主義とは何か
第2節 政治学と推論
第3節 政策学と文脈
第4節 枠組みとしての政策文脈
第2章 対象者の利益:公衆衛生と消費者保護の根拠・論拠
第1節 トリアージの制度
第2節 特定商取引法の改正
第3節 薬のインターネット販売
第3章 政策のアイデア:農業における多面的機能と直接支払
第1節 農業政策の経緯
第2節 多面的機能のアイデア
第3節 直接支払制度のアイデア
第4節 農業自由化の進展
第5節 政策転換の選択機会
第4章 地域の資源:歴史的町並み保全のまちづくり
第1節 歴史的町並み保全の歴史
第2節 重要伝統的建造物群保存地区制度の概要
第3節 歴史的町並み保全の実施構造
第4節 川越の町並み保全
第5節 八女福島の町並み保全
5章 制度の選択:社会福祉の組織・市場・連結
第1節 措置から契約へ
第2節 自治体と社会福祉法人
第3節 民間化と広域化
第6章 歴史の経緯:和田博雄の農地改革と経済改革
第1節 小作の部屋
第2節 内閣調査局と企画院事件
第3節 2つの農地改革
第4節 経済復興と経済安定本部
第5節 社会主義の夢と挫折
第7章 政策文脈の構造
第1節 政策文脈の分析
第2節 政策文脈の理論化
第3節 政策文脈の思考と方法





著者紹介


武智 秀之
(たけち ひでゆき)
1963年 福岡県生まれ
現在 中央大学法学部教授 博士(法学)





主要著作


『保健福祉の広域行政圏構想』地方自治総合研究所、1996年

『行政過程の制度分析』中央大学出版部、1996年

『福祉行政学』中央大学出版部、2001年

『政府の理性 自治の精神』中央大学出版部、2008年

『政策学講義』中央大学出版部、2013年

『政策学講義[第2版]』中央大学出版部、2017年



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