法学
日本比較法研究所研究叢書113


オントロジー法学


オントロジー法学
津野 義堂 編著

・A5判・上製・ 458頁
・定価:本体 5,400円(税別)
・ISBN978-4-8057-0813-2
・2017年発行

 本書は、名辞(ターム)ではなく概念とそれが指し示している現実連関(オントロジー)を理解することが大切だと考える著者たちが、USUCAPIOというローマ法の素材について調査し、それぞれの問題を解決しようとした記録である。USUCAPIOという名辞は「時効取得」とか「取得時効」と置き換えられるが、その正しい理解のためにはこの法制度の現実連関、そしてその構造変化をたどることが求められる。このような問題意識に基づき、本書では、現代のオントロジー工学や人工知能研究の成果をローマ法学に応用し、法知識を表現することが目指されている。   



主要目次



第1章 「法務官法上の所有権」のオントロジー     
第2章 古典期ローマ法において非所有者から二重に売られて二重に引渡された物がウースーカピオによって所有権取得されウースーカピオ占有中に失われた占有がプーブリキアーナによって回復される法理のオントロジー
第3章 usucapio pro suoのオントロジー
第4章 usucapio libertatisのオントロジー
第5章 ヨーロッパ近世自然法の二重譲渡論における売買と所有権の移転―グロテイウス『戦争と平和の法』2巻12章15節2項およびプーフェンドルフ『自然法と万民法』5巻5章5節―
第6章 近世自然法論におけるususcapioのオントロジー ―グロチウスからカントまでの取得時効論― 



編著者紹介

津野 義堂(ツノ グイド)  日本比較法研究所研究所員・中央大学教授
森   光(モリ ヒカル)  日本比較法研究所研究所員・中央大学准教授
宮坂  渉(ミヤサカ ワタル)日本比較法研究所嘱託研究所員
                筑波大学人文社会系准教授・中央大学兼任講師
出雲  孝(イズモ タカシ) 日本比較法研究所嘱託研究所員・中央大学兼任講師




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