法学

日本比較法研究所研究叢書 102


リーガルマーケットの展開と弁護士の職業像

リーガルマーケットの
展開と弁護士の職業像

森 勇 編著


・A5判 560頁
・定価 : 本体 6,700円(税別)
・ISBN 978-4-8057-0802-6
・2015年発行


 我が国の弁護士は、専門化とその外部への表示という世界的潮流のなかで、大きく後れをとっている。近時急激に増加している社内弁護士は、弁護士なのか。本書は、2014年10月に開催された「弁護士の専門化と専門弁護士制度」ならびに「企業内弁護士」をテーマとするシンポジウムの成果である。第一部は、このシンポでなされた報告とディスカッションを納める。第二部には、二つのテーマに関わる論攷等が事由録されている。そして第三部では、テーマの理解に不可欠な情報が資料として納められている。本書から、我が国弁護士が世界水準に一歩なりとも近づこうとするなら、喫緊にその解決を迫られる課題を読み解くことができる。  



主要目次


シンポジウム
第1部 
弁護士業務の専門化と専門表示 ―専門弁護士制度とそのあり方―
ドイツにおける専門弁護士制度             スザンネ・オファーマン-ブリュッハルト
ドイツ専門弁護士制度の枠組み ―オファーマン-ブリュッハルト博士の報告の補完として―
                                 ハンス・プリュッティング
専門弁護士制度の導入についての課題とその解決策を考える ―市民、企業のニーズに応えるために―
                                        上原 武彦
第2部 
企業内弁護士と弁護士法 ―企業内弁護士の意義・価値との関係で―
ドイツにおける企業内弁護士(Syndikusanwalts)の地位         ハンス・プリュッティング
我が国における企業内弁護士とその問題点                      本間 正浩
資    料
第1部
ドイツにおける特別裁判権と専門化した弁護士                マティアス・キリアン
弁護士とジェネラリストとしての弁護士 ―重要な調査結果の要約―      マティアス・キリアン
ドイツにおける専門弁護士制度の展開 ―その歴史と展望―               森   勇
第2部 
弁護士業務基本規程51条の実務上の問題点                     本間 正浩
組織内弁護士と弁護士の「独立性」
―「独立性」概念が組織内弁護士を律するのに有意義な思考ルーツたり得るのか―    本間 正浩
企業内弁護士と法律事務所の弁護士事務所の弁護士                  本間 正浩
シンディクス弁護士の職業像                     ハンス・プリュッティング
                                 クリストフ・ホンムリッヒ
 





執筆者紹介


森  勇  中央大学法科大学院教授
Susanne Offermann-Burckart (スザンネ・オファーマン―ブリュッハルト) 弁護士
應本 昌樹 弁護士・日本比較法研究所嘱託研究所員
Hanns Prutting (ハンス・プリュッティング) ケルン大学教授
上原 武彦 弁護士・日弁連弁護士業務改革委員会委員長
武士俣 敦 福岡大学法学部教授 
       (コメント)専門弁護士制度の導入についての課題とその解決策を考える―市民、企業のニーズに応えるために―佐藤 雅樹 弁護士・アルプス電気株式会社 法務部GM 
       (コメント)専門弁護士制度の導入についての課題とその解決策を考える―市民、企業のニーズに応えるために―春日川路子 香川大学法学部専任講師 (訳)ドイツにおける企業内弁護士の地位 他
本間 正浩 弁護士・日清食品ホールディングス株式会社 CLO
柏木  昇 中央大学法科大学院フェロー・公益財団法人民事紛争処理研究基金理事長 

      (コメント)我が国における企業内弁護士とその問題点

後藤 康淑 弁護士・三井海洋開発株式会社 常務執行役員 
      (コメント)我が国における企業内弁護士とその問題点
Matthias Kilian (マティアス・キリアン)ケルン大学教授 
Christoph Nommerich (クリストフ・ホンムリッヒ) 元行政大学校(ケルン)教授 



この本を購入希望の方はこちらをご覧ください

トップページへ戻る