法学




公安事件でたどる
日本近現代刑事法史
 

福島 弘 著


・A5判 約746頁
・定価:本体 5,800円(税別)
・ISBN 978-4-8057-0737-1
・2018年 発行



  日本刑事法の歴史を総合的に整理概観した法律専門書。明治維新から150年。欧米から新しい政治・経済思想,イデオロギー,宗教が流入したとき,左翼,右翼,過激派など様々な思想対立・政治対立が生まれ,自由民権運動,大正デモクラシー,太平洋戦争と敗戦,戦後民主主義,学生運動などの歴史の中で,数々の凶悪重大な公安事件が発生した。犯罪を捜査し,犯罪者を刑事裁判にかけ,処罰するための刑事法は,いかに整備され,運用されてきたのか。具体的な公安事件の歴史をたどりながら,刑法や刑事訴訟法といった制定法の整備,裁判の中で創造された判例法の展開を追い,裁判員裁判制度に至るまでの日本刑事法の歴史を追った労作。



主要目次

第1編 本書の研究課題
第2編 明治新政府の下での刑事法の展開

 第1章 新しい刑事法の制定
 第2章 攘夷事件等
 第3章 東北戦争等
 第4章 西南戦争等
 第5章 自由党急進派らによる加波山事件等
第3編 大日本帝国憲法の下での刑事法の展開
 第1章 新しい刑事法の制定
 第2章 兇徒聚衆・騒擾(騒乱)事件
 第3章 大逆事件
 第4章 爆発物取締罰則違反事件
 第5章 選挙騒擾事件
 第6章 治安維持法違反事件
 第7章 暴力行為等処罰に関する法律違反事件
 第8章 右翼急進派らによる反乱事件等
 第4編 日本国憲法の下での刑事法の展開
 第1章 新しい刑事法の制定
 第2章 いわゆる国鉄3 大ミステリー事件
 第3章 騒擾(騒乱)事件
 第4章 破壊活動防止法違反事件
 第5章 公安条例違反事件等
 第6章 全学連による安保闘争
 第7章 全共闘による東大事件等
 第8章 連合赤軍によるあさま山荘事件等
 第9章 東アジア反日武装戦線による連続企業爆破事件等
 第10章 赤軍派によるよど号ハイジャック事件等
 第11章 日本赤軍によるドバイ事件・ダッカ事件
 第12章 日本赤軍によるハーグ事件・クアラルンプール事件
 第13章 激派集団らによる成田事件
 第14章 オウム真理教教団による地下鉄サリン事件等
第5編 日本近現代刑事法の歴史を振り返る


著者紹介


福島 弘(ふくしま ひろし)
出身 東京
学歴 中央大学法学部卒業
職業 検事
   公安事件関係では以下の経歴がある。
   千葉地方検察庁特別刑事部公安労働係検事
   名古屋高等検察庁公安部長




著書紹介

『日本国憲法の理論』(2008年,中央大学出版部) 
『再審制度の研究』(2015年,中央大学出版部)




この本を購入希望の方はこちらをご覧ください

トップページへ戻る