経済学・財政学


改訂版 アメリカ穀物輸出と穀物メジャーの発展


改訂版
アメリカ穀物輸出と穀物メジャーの発展


高橋 由明 著

・A5判 304頁
・定価 : 本体 2,800円(税別)
・ISBN 4-8057-2169-3
・発行 2006年


 
世界の穀物輸出の担い手である穀物メジャー。その企業行動は長い間秘密のベールに包まれてきた。しかし経営の実態は意外にも堅実なものである。穀物メジャーは一九七〇年代の対ソ穀物大量輸出をきっかけに急成長した。本書は東西冷戦下での市場開拓の努力とリスクマネジメントの実務を明らかにし、同時に多角化の必要性にも言及する。最近の原油価格の高騰にともないクリーンな代替燃料エタノールの需要が急増しているが、はたして将来食糧としてのトウモロコシが不足する惧れはないのか。日本の穀物輸入を考える上で必読の一冊。




主要目次


第一章 アメリカの穀物輸出

 1 輸出禁止措置と穀物武器論
 2 ECの共通農業政策と小麦余剰在庫
 3 輸出規制を回避するアメリカ政府
 4 開放的な市場の利点

第二章 穀物相場の推移と市場メカニズム

 1 穀物ブームと深刻なインフレ、1970年代
 2 農業不況と長引く低迷、1980年代
 3 需給均衡と穀物相場の出直り、1990年代
 4 穀物相場とホットマネー
 5 輸出商談と契約の履行

第三章 穀物流通の覇権をめぐる穀物メジャーの攻防

 1 買収や合併による寡占化
 2 対ソ穀物輸出と穀物メジャーの大躍進
 3 輸出商談と契約の履行
 4 穀物輸出事業とスキャンダル
 5 業界再編劇の背景と穀物メジャーの再生戦略
 6 穀物メジャーの機能、諸類型

第四章 遺伝子組み換え穀物の生産と流通

 1 遺伝子工学とプロダクト・スチュワードシップ
 2 遺伝子組み換え穀物の作付け拡大と遺伝子非組み換え穀物の需要
 3 非組み換え穀物の契約栽培と分別流通
 4 組み換え穀物の混入防止と組み換え穀物の将来性

第五章 二一世紀の世界穀物市場

 1 世紀の変わり目の穀物相場
 2 市場の外部環境に激変、南米の通貨危機と同時テロ
 3 アメリカの穀物覇権と供給力
 4 日本の穀物輸入をどうすればよいか




著者紹介


茅野 信行 一九七六〜一九九九年、大手穀物商社であるコンチネンタル・グレイン・カンパニーにて穀物輸出に従事。
一九九九年に穀物商社ユニパック・グレイン・リミティッドを設立。わが国屈指の穀物市場のアナリストとして活躍する。





主要著書


『アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの成長』(2002年中央大学出版部)

『アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの発展』(2004年 中央大学出版部)

『プライシングとヘッジング〜穀物定期市場を利用するリスクマネジメント〜』(2005年 中央大学出版部)



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