
政治・行政
続・中央省庁の
政策形成過程
―その持続と変容―
城山英明・細野助博 編著
・A5判 400頁
・定価2940円 (税5%込)
・本体2800円 (税抜き)
・ISBN 4-8057-1126-4
・2002年発行
中央省庁の政策形成過程を具体的に分析、論じてスタンダード・テキストの地位を得た『中央省庁の政策形成過程』(中央大学出版部、1999年)の続編。
前著を上回る数の旧省庁を取り上げ、各省庁の第一線で働く中堅担当者と研究者の共同によって、従来ブラックボックス化してきた省庁内部の意思決定プロセスを明示化。政策形成過程の多様性をより具体的に提示しつつ、政治学、行政学、経済学など多面的な分析をもとに論じている。また、今後の運営改革について重要な要素である各省庁横断的な財政・会計制度、人事制度についても、これまでの制度を総括するとともに今後の課題までをも検討。「旧省庁名」で政策の形成過程を取り上げたことで、寄り合い所帯の現状を極めて適切に描出し得た点も見逃せない。
今後の実質的な変化のあり方や実際の変化への戦略・戦術を考えていくうえでも、既存の政策形成システムの総括は不可欠(総括については構造改革の進捗をみて刊行予定)。実証性の高い成果をもたらした点で前著同様の評価を疑わない好著である。
〈主要目次〉
序 章 本書の目的・方法・要約
第1章 科学技術庁の政策形成過程
第2章 環境庁の政策形成過程
第3章 運輸省の政策形成過程
第4章 郵政省の政策形成過程
第5章 農林水産省の政策形成過程
第6章 文部省の政策形成過程
第7章 自治省の政策形成過程
第8章 法務省の政策形成過程
第9章 防衛庁・自衛隊の政策形成過程
第10章 財政・会計制度
第11章 政策形成過程と人事システム
終 章 中央省庁等改革(橋本行革)とその後の課題