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東京港区支部(港白門会)

第17回定時総会・国際文化講演会・懇親会を開催

▽2020年2月7日
▽東京プリンスホテル本館2F「サンフラワーホール」

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 総会は開始定刻午後5時30分より山下書記長の司会で開始された。
 先ず支部代表の開会挨拶は根岸清一支部長が行った。更に司会者一任で支部長がそのまま議長に選任され、即、議事に入った。
 第一号議案は2019年度事業報告で、土屋準幹事長が登壇し、総会資料の記載に基づく説明、第二号議案は会計決算報告及び監査報告で前者を鈴木誠財務部長が、後者は福田守弘副支部長がそれぞれ行い、次いで第三号議案の2020年度事業計画案、第四号議案の予算案と一気に議事が進行し、ここまでのすべての議案が全会一致で承認された。引き続き第五号議案の役員任期満了に伴う役員人事改選で土屋幹事長が執行役員会で決議された人事案の資料を提示し、承認に至った。第六号議案は、新入会員の紹介で竹内事務局長が7名の氏名・卒年・学部・学科等を読み上げた後、土屋幹事長が登壇し2名の退会者を読み上げ議事終了。締めは福田支部長の挨拶で閉会となった。

 ひと息入れた後、国際文化講演会に入った。
 此の講演会は当支部が最も力を入れているオリジナルブランドで、当港区内に世界各国の「大使館」が多数点在する地域的特徴を生かして、中央大学ブランド(教育方針)の一環である「グローバル化推進(国際性豊かな人材の育成)」に因み、毎年当支部の定時総会の後、価値ある「聞き物」として、在日大使館員の講師をお招きして国際講演会を実施しています。
 第1回は「エストニア」、第2回は「フランス」、今回は3回目で「オーストリア」であります。

(スタート)此の講演会の企画担当者、竹内事務局長の司会で開演の挨拶を青年部藤城あけ美部長が行い、其の後、本講演の解説者オーストリア大使館商務部上席商務官高城奈豆美女史を紹介。次いで、通訳のオーストリア大使館商務部上席商務官小野寺るみ女史を紹介、更に講師のオーストリア大使館商務部参事官インゴ・ローシュミット氏を紹介した。演題は「オーストリアの産業と日本との交流」で、講師側持参のノートパソコンを会場に当支部側が設置したプロジェクターに接続し、スクリーンに映写された色彩鮮やかな画像を鑑賞しながら講演は進んでいった。

・オーストリアは北海道とほぼ同じ位の面積で約84,000km2有する。人口は約880万人、首都ウィーン(人口約190万人)、民族は主としてゲルマン民族、言語はドイツ語で宗教はカトリック約64%・プロテスタント約5%・イスラム教約8%であります。国土の地形は東部側はオタマジャクシの頭のようにほぼ丸形に広がっており、其の西側に長細い尻尾が付いているような右向きの頭デッカチのオタマジャクシを連想させる形状で、横幅は東西580km有する。又、小国ではあるがヨーロッパの中心に位置するため、隣国は7カ国に囲まれている。
・此のオーストリアは8つの州から構成されており、各州共それぞれ隣国の影響を多分に受けて歩んできたために独自の歴史に基づいて育み、その風土・習慣・生活様式等種々の伝統に誇りを持ち各州共非常に深い郷土愛を持っているので、それぞれが保守的である。従って統一国家ではなく、今尚、独立州の集合体の如く典型的な共和国のままなのであります。其の8つの州と隣国は、①ニーダーエスターライヒ(チェコとスロバキアに隣接)、②オーバーエスターライヒ(ドイツに隣接)、③ザルツブルク(ドイツとアルプス山脈に隣接)、④チロル(ドイツとアルプス山脈とイタリアに隣接)、⑤フォアアールベルク(スイスに隣接)、⑥ケルンテン(スロベニアとイタリアに隣接)、⑦シュタイヤマルク(スロベニアとハンガリーに隣接)、⑧ブルゲンラント(ハンガリーに隣接)であるが、⑨ウィーンは首都であるとともに行政的には州機能を備えているため、これを合わせると9の構成となる。
・自然環境は地形のオタマジャクシ型の尻尾の方から国土の東西を貫くようにスイスから続く中央アルプス山脈が横たわる。チロル地方とイタリア国境地帯にそびえる山々から始まって最高峰グロースグロックナー(3,798m)を頂点とする3,000m級の山々が連なり、やがて左端に近づくにつれて高度が下がり、最終ウィーンの森へと消えてゆく。
・ドイツから流れ込むドナウ川はやがて美しいヴァッハウ渓谷を形成し遊覧船の乗客らの目を引きつける。ウィーンを通り過ぎると国土も平野部となりハンガリー大平原へと続く。
・気候は基本的に東部の平原地帯と西部の山岳地帯では異なるが、全体的に夏は涼しく乾燥している。稀に猛暑が続くこともある。冬は寒さが厳しく、特に山間部は積雪量は多い。凡そ北海道の気候に似ている。
・世界遺産(ユネスコ世界遺産/自然遺産)
①ウィーンの旧市街、②シェーンブルン宮殿と庭園、③ヴァッハウ渓谷、④ノイジードラー湖、⑤ゼメリング鉄道、⑥グラーツ旧市街とエッゲンベルク城、⑦ザルツブルク旧市街、⑧ハルシュタット、ダッハシュタイン、ザルツカンマーグートの文化的景観、⑨アルプス山脈周辺の先史時代の杭上居住群、⑩カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群
・前述のようにオーストリアは世界遺産が数多くあり観光地として見どころ満載であるが、そればかりではなく歴史上の人物(世界的に著名な偉人)も少なくない。中でも皇妃エリザベートや王妃マリーアントワネットは有名であるがやはり、何と言ってもクラシック音楽のメッカであるオーストリアは音楽家(作曲家)として歴史的に功績を残し全世界に名を馳せた人物、ベートーベン、シューベルト、モーツァルト、ヨハンシュトラウス2世、グスタフ・マーラーが有名であります。現代では音楽の都ウィーンには国立オペラ座やウィーン少年合唱団等が有名である。
・オーストリア共和国と日本の関係は、日本帝国時代には国交があったようですが、本格的に国交を樹立したのは、戦後10年を経た1955年であります。その4年後の1959年に当時の岸信介首相がオーストリアを訪問し、同年オーストリアよりユリウス・ラープ首相が来日した。其の後1989年オーストリアよりフランツ・フラニツキー首相が訪日した。其の6年後1995年オーストリアは欧州連合(EU)に加盟しユーロを通貨とする。其の4年後1999年オーストリア共和国のトーマス・クレスティル大統領が公式訪問し国交促進を図ったことにより、オーストリアから日本への輸出は前年度の39%も上昇した。
・以後、日本とオーストリア共和国との友好・交流は進展し政府間やビジネスのみならず、民間レベルの草の根交流の輪が広がっている。例えば、日本からオーストリアへの観光客が増加の一途を辿っていることや30年に及ぶ日墺間姉妹都市の継続、18団体の各種日墺協会の設置と活動、大学及び教育機関同士の学術交流の継続等でありますが、今後多岐にわたり増加傾向にある。
・今後、日本はオーストリア共和国に対し
1.オーストリアはヨーロッパの中心に位置する国であることから中東部欧州諸国との結び付きが強く国同士の付き合いも広い。
2.又、EU加盟国であるのでユーロ通貨を扱い保有している。
3.国民性が勤勉で質の高い労働力を有する。欧州進出(産業技術及び経済的・文化的に)の拠点として最適であるため友好交流は増々強化してゆくものと思われます。

 以上で講演は終了した。

 その直後、五十嵐誠広報部長の指示により、全員で集合記念写真撮影を行った。
 懇親会に入り司会進行は福田守弘副支部長が行い、開宴の支部代表挨拶を浅野幸惠副支部長が行った。主賓の祝辞挨拶は学校法人中央大学理事長大村雅彦先生に賜り更に学校法人中央大学総長酒井正三郎先生にも賜った後、中央大学学長福原紀彦先生が本学の近況報告を交え挨拶、そして中央大学副学長高橋豊治先生にも挨拶を賜った。その後、学員会本部代表で大木田守副会長に挨拶を賜った。
 引き続き来賓各位35名の紹介を山下書記長が行い、次いで学員会本部榎秀郎副会長の御発声で「乾杯」の音頭を取って戴き、そのまま食事歓談へと進行した。其の間、アトラクションの室内の夕べは“美しいハープのしらべ”でB.G.M共、佐々木美和さん(S63卒)と麻生真紀子(S63卒)が交互に演奏し、会場はその音色に和んだ雰囲気に包まれたようでした。
 暫く経った後、司会者より学員会本部の会長より届いた祝電を披露するに至りました。その後重松述史理事が登壇し本人自身が監督を務める本学学友会文化部スウィングクリスタルオーケストラの第62回リサイタルの開催案内を行った。続いて、昭和42年卒の赤池三男氏が登壇、自分が作詞作曲した「駅伝の歌」を披露した(自作自演)。次いでショートスピーチに入り、中央大学法学部教授井上彰先生に本学を3月に定年退職されることの報告と挨拶を賜った。其の後中央大学大学院法務研究科教授佐藤信行先生に挨拶を賜り、次いで学員会本部野口曻兵副会長に挨拶を賜り、更に学校法人中央大学元常任監事/彰栄学園理事長鈴木康洋先生に挨拶を賜った。
 続いて国分寺白門会小山浩伸支部長のリードで全員起立の上、校歌斉唱、更に本学及び当支部への激励エールを切り大いに会場を盛り上げた。
 其の後、中締めを当港白門会顧問/三十年会支部長の堀合辰夫前学員会副会長に行って戴き、次いで清水軍治相談役のアコーディオンの伴奏で全員輪になりスクラム組んで惜別の歌を合唱。殿(しんがり)は程塚良男理事長の閉宴のことばで無事散会となった。最後は当支部の執行役員らが会場の出口で整列し来賓の御見送りさせて戴き、全日程に終止符を打った。

(広報部長 五十嵐 誠)



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