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ハコネ起死回生

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中大の現状は?
箱根予選会は通過できるか!?

2017年(平成29年)6月30日

“即戦力型” と “育成型”


期待1年生!!


陸上競技部 長距離ブロック

(左から)藤原監督、池田選手、萩原選手、畝選手(東豊田寮にて)。「寮では上級生と2人部屋ですが、とても仲良く過ごしています」と1年生3人。


藤原正和(ふじわら・まさかず)
平15文。長距離ブロック監督

池田勘汰(いけだ・かんた)
1年商学部会計学科。
玉野光南(岡山)出身。

萩原璃来(はぎわら・りく)
1年法学部法律学科。
東京農業大学第二(群馬)出身。

畝 拓夢(うね・たくむ)
1年法学部法律学科。
倉敷(岡山)出身。


 今年、陸上競技部長距離ブロックには11人の1年生が入り、新体制がスタートした。
 どんな新入生が入ってきたのだろうか。また、10月の箱根駅伝予選会に向けて中大の現状はどうなのだろうか。
 藤原監督と、1年生3人に話をうかがった。


1年生は「どの学年よりも勢いがある」

--今年の1年生は、藤原監督にとって初めてスカウト で入ってきたいわば“藤原1期生”ですね。

藤原 はい。全員に等しく期待していますし、全員に箱根を走れる力をつけてほしい。そのなかでも、即戦力型、育成型に分けて考えています。ここにいる3人でいうと、畝と池田が前者で、萩原が後者ですね。

--“即戦力型”の畝選手と池田選手の強みは?

 長い距離が得意です。高校のときに全国高校駅伝でチームとして優勝しましたが、個人では1区5位という結果でした。だから区間賞、できれば区間新で記録を残したいですね。インカレでも5000mか10000mかはまだわかりま せんが、8位入賞を狙っていきたいです。日本のトップ選手と戦えるように力をつけ、ゆくゆくはマラソンで活躍したいと思っています。
藤原 畝は高校時代から活躍していますから、学生記録はもちろん、将来的にはオリンピック選手になれるように、しっかりと成長を見ていきたいです。彼が4年生のときに東京大会ですから。また池田は、お父さんが実業団で活躍している2世選手なんです。
池田 自分も将来は実業団に入ることを目標に、高校から陸上を始めました。中大では箱根をはじめとする3大駅伝での優勝を目指します。


▲ 東豊田寮のトレーニングセンター。壁には、昨年の「白門駅伝」参加者 による激励の寄せ書きが。

関カレは怪我で出場できなかったので、その悔しさをバネに、活躍していきたいです。
藤原 2世としてのプレッシャーもあると思いますが、我々としては、“池田勘汰”個人としてしか見ていません。疲れが抜けにくいところがありますが、そこを改善していけば、箱根にも対応できる選手だと思っています。

--では“育成型”の萩原選手は。

萩原 スピードに自信があります。いまは3000m障害に注力していますが、もちろん箱根を走りたい、中大に貢献したいという気持ちがあります。長い距離への対応はまだできていないところがありますが、将来的にはスピードを生かして1区を走りたいですね。苦手な部分を克服し、ひとまわり成長して卒業したいです。
藤原 まだ無理をさせたくないので、夏を超えたら5000m、10000mと始めて、2年生の後半くらいでハーフマラソンという感じです。走り以外でも、彼は人間性が非常に高いので、将来的にはまとめ役になれると思っています。

--将来を期待できる1年生たちですね。

藤原 2~4年生は、昨年の「落ちた」「苦しい」という思いがある。そこと戦って乗り越えないと成長がないですが、1年生は全然知らないことじゃないですか。そういう意味では、どの学年よりも勢いがあるかなと思います。その勢いを守ってほしいですね。

自分で乗り越えれば、大きく成長できる

--学員がいま一番知りたいのは「10月の予選会は大丈夫だろうか?」というところだと思います。

藤原 中大はハーフマラソンで関東の大学で23位。上位20校のラインに届いていないのが現実です。1人1分速くならないと、予選を通らない計算になります。新しい戦力にも期待はしていますが、上級生ががんばらないといけません。

--その上級生の調子はどうでしょうか。

藤原 正直、「最終的には監督や誰かが何とかしてくれるだろう」という甘えがある。だから1人ひとりがきちんと責任を負わなければいけないと考えています。社会に出たときに当たり前となる「与えられた仕事の責任をまっとうする」ことを陸上でやっているわけですから。いまの2年生の記録が停滞している原因はそこにあります。

--長い目が必要でしょうか。

藤原 そうですね。もちろん指導側としても、すぐに結果がほしい。でも、すぐそこの結果を放棄してでも、最終的の大きな目標や成果に向けてやっていくつもりです。春先からずっと記録が出ていないことも、その原因もわかっていますが、自分たちの力で気づいてほしい。そこを乗り越えれば大きく成長できることを、自分の経験からも知っています。
 また、これは全員に対してですが、「感性を磨く」ことを大切にしてほしいです。陸上以外でも、たとえばTPOをわきまえた服装をする。本を読んで、何かを感じる。そうやって日々感性を磨かないと、陸上で勝ち抜くことはできませんし、人間的な成長にもつながりません。

予選会に向け、「この夏にかかっている」

--学員会としても、引き続き応援していきます。

藤原 10月の予選会に向けて、この夏にかかっています。
学員の皆様からは、学員会本部を通じて、低酸素テントやサプリメントを寄贈いただき、とても感謝しています。また皆様のお力添えで設置いただいたクロスカントリーコースも日々のトレーニングで活用させていただき、おかげ様で怪我も減ってきました。ハード面ではほかに、陸上競技場の横にあるトレーニングセンターを整備したいですね。
全員 長距離ブロックに対する皆様のご声援・ご支援を引き続きよろしくお願いいたします。


▲ 投票で決まった今年の長距離ブロックのスローガン。
 「選手たちが辛いときに、支えの一つになれば」(藤原監督)。

 全日本大学駅伝地区選考会結果について

 6月18日(土)、さいたま市駒場運動公園競技場で全日本大学駅伝の地区選考会が行われました。関東から9校(ほかシード6校)が本選に出場できるなか、中大は残念ながら12位(4時間00分14秒)でした。本選出場の9位の城西大は3時間59分06秒と、惜しい結果です。
 今回インタビューした畝選手を含む2人の1年生も出場し、昨年17位(4時間11分39秒73)に比べ記録も伸びています。来年、そして何よりも今年の箱根予選会に期待しましょう!
 藤原監督コメント
1組の出遅れが最後まで響きました。伊勢路に行くことができず、非常に悔しいです。この結果を糧に、辛く長い夏を全員で戦い、強くなって秋の結果につなげます。

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