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祝・学員時報500号 私の所感と提言

学員時報特別企画

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 学員会では、『学員時報』の500号発行を記念し、「学員時報に望むこと」と題し、全支部に投稿を募集いたしました。ご協力ありがとうございました。寄せられたご投稿を編集のうえ、以下にご紹介いたします(順不同)





多彩な人の登場を!


埼玉支部 支部長 大久保 伸一(昭57法)

これまでの学員時報についての感想
 かつての学員時報は、白黒印刷で、内容も堅い印象。各支部総会の報告や事業計画や予算の記事など、記述も平たんなものが多く、たしかに記録としては正確でかつ情報量も豊富だったのですが、正直、読んでいて面白さに欠けていたように感じました。
 ただ、最近は、カラー刷りで「学員のインタビュー」等もあり、読んでみたい内容が多くなってきたように感じます。
 たぶん、学員時報の役割として、正確な通知・お知らせ的な性格から、読み物的な性格へと路線変更された結果なのかなと思います。学員時報も、質実剛健を厳格に守っていた駿河台世代から少しソフトな八王子世代へシフトといった感じでしょうか。
学員時報に望むこと
 基本的には、学員時報は、読みやすさ優先の、現在の読み物的な性格でよいと思います。
 その上で望むことは2点。私は昭和52年入学、57年卒で駿河台と八王子の経験者です。気になっていますのは両方の世代の一体感の維持・確保です。ですので、できれば紙面の印象として、例えば、駿河台世代の人物や出来事の記事が3分の1から半分、八王子世代のそれが半分から3分の2かといった感じで、一方に偏らず、両世代に配慮した仕上がりがよいと思います。
 次に、中大の歴史と伝統を受け継ぎ、今後とも発展していくには、社会の中堅層、印象としては40代半ばを中心とした層のがんばりを皆で支援しなければならないと痛感しています。ですので、この世代の交流支援という意味で、40代半ばあたりで活躍している人の「学員インタビュー」などがあれば、交流の活性化に役立つのではないでしょうか。社長とかのトップでなくていいと思います。組織の担当部課長として、公認会計士として、市議会議員として各界でがんばっていて、さらなる飛躍を目指している人に登場してもらう方法もありだと思います。こうした記事を通じて、この世代の輪がしっかりとできることを期待します。


500号おめでとう


白門三六会支部 支部長 髙橋 利夫(昭36法)

 学員時報が500号を迎えるという。まずは、おめでとうと申し上げる。直近号をみると、随分カラフルになったものだと思う。
 学員時報は、白門の卒業生と大学及び同窓会の仲を取り持つ機関紙であり、絆を結び付けているものである。学員会と大学の情報を得るのに欠かせない。学員会の年次、地域、職域等の各支部は、身近な情報を「支部会報」として発行している。これら両者が相まっ て、十分な情報が提供されていると思う。
 今回のリニューアルを図る試み、いいことだと思う。情報社会といわれて久しいが、今日の情報通信技術の進展ぶりには驚かさせられる。80歳を超えている身には、紙による情報からなかなか抜けきれないところがある。時代に応じた変革が模索されるところ、新しいイメージづくりに挑もうとするのがいい。
 そこで、学員時報を紙版とWeb版によるものの2本立てとし、若者にはWeb版を推奨し、高年齢者層には、従来どおりの紙版を提供するようにする。あるいは、現にそうなっているのかもしれないが。紙版は、この際、A4判の冊子式にする。保存というか、ファイリングを考えてのことである。
 昭和30年代に中央大学学員課から発行されていた『中央大学学報』は、B5判で隔月1日に発行され、これに、卒業式や入学式におけるあいさつ、校報、学員会、学員往来、寄附者の芳名等が掲載されていたものである。
   今年1月、学員時報から見慣れた支部年賀広告が廃止され、支部入会案内に変わるという。聞いてみて、一理あるとは思うものの年賀広告も捨て難いものがあった。
 最終ページが大学スポーツの結果となっているのは有り難い。これに大学教授の定年退職前の最終講義や理事会及び評議員会、学員会本部の諸会合の模様など掲載されるのが望ましいが、いかがなものであろうか。


学員時報に望むこと


白門三八会支部 支部長 宮澤 公廣(昭38経)

 学員時報500号おめでとうございます。
 歴史ある中央大学OBが母校の現状を把握する上で楽しみに拝読している時報です。とはいえ社会変化や少子化の進む時代で大学のあり方、社会ニーズに応える大学教育がこれでよいかというと、いささか大学教育としてオブジェクトとサブジェクトのギャップがあるかに思えます。学員時報の目的が本学の大学教育推進のアドバイザーでもあろうことを考えますと、昨年初めて年度別支部の会合がありその席でも申したことですが、学生たちが希望の持てる大学であり、それには社会が望んでいる自主性で「質実剛健」と「文武両立」の差はあるものの、その資質にしても芸術・スポーツの第一人者作りで社会に認知されていく「人づくり」であるかと思います。すべてのバランスで、新入生でスポーツはよいが偏差値不足でも入学させる(例 箱根駅伝のような中央大学の誇りになる選手はスポーツ枠で入学を認める特例もあってよいと思う)、社会から期待される一流にしていく教育がユニバーサルカレッジとして入学したい大学であるようと思います。
 2つめは過去の伝統の一流とか一番等は現代社会の子供たちはさほど重要視していないのではないだろう。現代社会で学校教育が近代的グローバル化の中で楽しく資質が得られることを大学の選択肢としているのではないだろうか。
 本学のOBは各種スポーツ、なんといっても箱根駅伝の関心が高いが、野球・バレーボール・水泳他スポーツ、吹奏楽や文学などの大学対抗戦、また各種国家資格もその話題となることから、学生は自己のモチベーションを活かすことを青春の夢としている。こうした思いを成し遂げるための学員時報が「わくわくする」のではないかと思えます。
 学員会支部の活動も多岐に及ぶが、内部活動はさておき社会テーマのCSRやエコ環境の話題等、社会の変遷の中、日本国内、国際的なコラムは会員及び学生へのキャッチワークとしてテーマになると思います。


卒業生と母校をつなぐ架け橋


緑窓会支部 支部長 多田 宏(昭35商)

 私は昭和35年3月(1960年)に本学商学部を卒業し、以来現在にわたってなお実社会において活躍を続けている者であります。この60年近い我が母校中央大学の変わりゆく姿を実感をもって見守っている一人として、学員時報の果たす役割は多大なものでありました。卒業した者と母校とのつながり、また学員の動静、大学の運営状況等々、実に多くの情報の提供手段としてその役割は非常に有意義であり、有り難く思っている次第であります。
 しかし、あえて苦言を言わせてもらうならば次に掲げる視点に欠けている感があり、誰もが直言していない状況があります。(1)大学の有るべき姿を深ぼりしない。(2)母校の衰退化現象を直視していない。(3)大学経営に対する論評が感じられない。すなわち、事無かれ主義的表現に徹している感が多く、アンチテーゼの提言がなさすぎないか等々改革を必要とする点が多々あると思考する次第であります。
 「学員時報に望むこと」についてでありますが、次の5点について直視し改革を図っていただきたく存じます。
(1)大学の在るべき姿を深ぼりしていただきたい。(2)母校の衰退化に対する対策を論じていただきたい。(3)大学の経営を理事会にまかせておいてよいのか、公論をまき起こしその起爆剤の役割を担っていただきたい。(4)中央大学の卒業生は法曹界のみでなく各方面にわたって多大なる貢献をしている有意なる人材が多くおります。彼らの力量を貸してもらって本学のパワーアップにつなげられないか。(5)学員時報の運営に伴う財政問題、記者を含めた編集の専門家の育成、経営マネージメントの高度化等々の実現を望む次第であります。
 これからも本学を愛する多勢の卒業生のためにもさらなる発展をとげていただきたく提言させていただきます。


リレーエッセイなどの企画も


北九州支部 幹事 菊池 健(昭55商)

 戦前、戦後を通じてマスコミの世界に人材を輩出してきた中央大学だったが、早慶などの勢いに押されて元気がないと、昭和54年に就職・進路を担当する部署の肝煎りで「マスコミゼミナール」が開講された。その第1期生として、全国紙の部長、デスクや放送局の幹部、文芸評論家の大先輩たちから熱心な指導を受け、お陰で毎日新聞に記者として入社できた。その後、九州・山口を中心に記者生活を送り、1月に定年を迎えた。
 取材先でも大学の先輩たちに大変お世話になった。特に長崎支局で県政担当記者をしているとき、県庁白門会に特別会員として参加が許され、多くのことを学ぶことができた。都道府県や市町村の職員として活躍するOBは多いのだと言う。自治体間競争の時代、公務員としてがんばっている方々の生の声を聴きたいと思う。学員時報でリレーエッセイを書いていただいてはどうだろうか。日本各地のさまざまな顔がわかり、問題解決のため思わぬネットワークが学員時報から生まれたら素晴らしい。季刊で紙面スペースが限られているのなら、「時報オンライン」を活用して掲載し、優秀作を紙面で紹介する方法もあろう。紙媒体とネットの関わりは、新聞業界にとっても難しい問題ではあるが、挑戦し甲斐のあるテーマと思っている。


学員時報に望むこと


藤沢白門会支部 支部長 片岡 久興(昭41経)

 学員時報は、学員会、支部、学員、母校などの動きを広報する貴重な情報パイプとなって今日まで機能してきたと受け止め、理解しております。限られた紙面の編成は、事務局にとってさまざまな苦労をともなっていることと推察するところです。
 最近の学員時報で目立ってきた点は、まず写真カラー、見出しの工夫によって紙面への親近感が増してきたことが挙げられます。第2に、学員活動、母校の状況への声援、支援の意向が強く読み取ることができます(第499号)。第3は、母校発展への久野会長のメッセージが鮮明に伝わってくることです。
 大学の改革、グローバル時代への対応ペースが遅いのではないかとの懸念があるとき、学員の活動、支援体制は重要と考えます。さらに、学員にとって、母校への強い後援、学生への支援行動を高めていくためにも、学員時報の果たすべき役割は大きいといわねばなりません。
要望事項
(1)支部活動のなかで、各地域において当該地域との連帯活動・地域貢献といった観点から目立ったところを取り上げて紹介する。(2)学員において、それぞれの分野(経済、スポーツ、政治、法曹、芸術、芸能など)で活躍する人を紹介する。(3)母校の活動をめぐる新しい動き(方針策定、計画進行状況、予想される効果など)について取り上げて紹介する。(4)募金への協力意欲高揚につなげるため、2025計画の進捗状況や成果を積極的に学員時報に掲載する。(5)中大のブランド力向上、偏差値アップ、志願者増につなげるため、学部ごとに特徴や目標を紹介し、併せて都道府県ごとの中大志願状況・入学状況等を掲載する。(6)多摩キャンパスを東京の私立大学で一番美しいキャンパスにするため、NPO等をつくり毎回活動報告を時報に載せる(東京・埼玉・神奈川・千葉の白門会に呼びかけ組織をつくる)。(7)高・大連携して力を入れている運動部の強化につなげるため、附属高校の駅伝(陸上部)、バレー部、サッカー部、野球部等の運動部の活動を紹介する。(8)北は北海道から南は沖縄まで都道府県単位で名物・名産品や繁華街などを紹介する。


紙面の充実と私の提言


白門三五会支部 支部長 宇田川 濱江(昭35法)

全体像について
 最新の499号でまず感ずることは、スポーツ紙のタブロイド判化と錯覚しそうになる。この号が2年振りの「箱根駅伝」の出場権を得た後の最新号であるから止むを得ない面も理解できないわけではないが、中身より表面的に訴える志向(写真など)が強い紙面作りはまさにスポーツ紙。一般紙にはできない紙面作りを考えるべき。例えば、予選に出場した選手の走行前、後の感想を聞いてみるとか、記録的にも1人ひとりの走行前、後の差を聞き出し、さらにその記録の差が予定どおりだったのか、本人としてはどうみているか、など後追いできる有利さを活用し紙面に表現してはどうだろうか。今回の紙面は、中大色は出ているものの、一般紙との内容の差は少ない。勝負や記録だけでは一般紙にも出ている。
 同様に硬式野球の結果についても、勝敗表を並べてあるが、これは一般紙にすでに発表されており、読まれないのではないのか。学内紙にしかできない内容、後追いだからできるものがほしい。
個々について
 一つのテーマに紙面を割き過ぎることを感ずる。具体的には、学員会長代理の訃報に伴うこと、話題学員のインタビューなど。タブロイド16頁中2頁も割いていることがあるが、そのために犠牲になったものも多いのではないか。大学としてPRしたいテーマなら兎も角く、「ボツ」の割合が多すぎるのではないか。最終頁に掲載されている体育会関係各部の情報についても、毎回5~6部程度の紹介に終わっているが、ベタ記事でも経過を載せれば励みになるのではないか。的を得てない点もあるかもしれないが、再考されたい。


元気と誇り感じる紙面に


新潟中越支部 幹事 大塚 清一郎(平1文)

 学員時報第500号おめでとうございます。編集者のご苦労に敬意を表します。僭越ながら若干の感想と紙面刷新の意見を記します。
 まず、ここ数号の紙面を評価します。498号は1面トップに島根県で企業を経営する田部長右衛門氏の「若手学員インタビュー」を載せました。
 地方でがんばっている若手学員は、新聞、テレビなど他メディアではあまり紹介されません。こうした人を取り上げ、本学に引きつけて聞くのは時報ならではです。この記事の優れた点は、読んでみて、学員としての元気と誇りを感じるからです。  
 中大は多くの卒業生が活躍し、高い社会的評価を得ています。一方で人数が多いだけに魅力あふれる個性的な学員がいるのによく知られていない現実もあります。
 田部氏の記事は企業経営についての前向きな話で好感が持てました。「へぇー」という驚きと、自分もがんばろうという元気をもらい、同じ学員という誇りを感じました。
 499号の1面はホームカミングデーでの秋元康氏講演会がメーン。これも読者に元気と誇り、明るさを与えたと思います。ぜひ今後もこうした記事、紙面づくりをお願いします。
 ネット社会の進展によってスマートフォンで手軽に検索し簡単な知識はすぐに得ることができます。ですから紙の媒体である時報にはネットでは得られない、時の人や知られざる学員のインタビューなどヒューマンストーリーに力を入れるべきです。
 逆に従来の支部だよりなど毎回似た内容のものは学員ホームページ(HP)への誘導、掲載を進めるのがよいと思います。
 大学の近況、箱根駅伝や男子バレーボールなど人気・強豪スポーツの情報、特色ある支部活動の紹介、現役学生・父母会との連携に資する情報は関心が強く、役立ちます。
 われわれ支部会員も読み手にとどまらず、時には作り手となり、ともに作りあげていきます。


編集関係者の苦労に感謝


川崎支部 岩渕 義昭(昭44経)

 今般学員時報の発行が500回目を迎えられうれしく思うとともに本部事務局の方々のご苦労に感謝いたします。学員会員にとりましては、母校の現状やこれからの展望の方向に対し唯一知り得る情報であり、大変有意義なことと存じます。年4回の発行で、大学・学員会等の状況がほとんどわかって感謝いたしております。
<1ページ>
 学員会会長新春挨拶・学長、総長新春挨拶・理事長会長新春挨拶
<2ページ>
 全国支部長会議・定時協議員会議の会議内容
<3ページ>
 今後の大学の移転問題(法学部のみ都内に移転、他の学部の扱い)横浜山手の土地の件(一時的売却保留か今後の扱い)
<4ページ>
 500回特集の各支部・白門会の感想
<5ページ>
各支部だより
<6ページ>
スポーツ関係

 「支部だより」欄も年々紙面が拡大されよいことと思います。全国の支部・白門会の運営や活動内容の状況が知り得る機会になっており、全白門会の活動状況がわかるよう各支部等に記事の働きかけを行ってもらいたいと希望するものでございます。
 大学の役員、教授の就任・退職等の人事異動の記載がありますが、大学の先生がたにも“授業内容の方針”等のコメントを紹介する欄をもうけてはいかがでしょうか。スポーツ面でも全スポーツの現況・順位・活動方針等の記事掲載を望むものです。


国際社会で活躍する人の記事も


白門40年会支部 副会長 大泉 清(昭41法)

 平成30年の正月3日、箱根駅伝の中大を応援するために都内・内幸町の富国生命前に白門40年会の仲間20人ほどが集まった。結果は残念ながら、総合成績15位でシード落ちとなったが、この応援場所には数多くの学員が集まり、老いも若きも応援歌を口ずさみ、伝統ある母校へ声援を送った。卒業して50年以上たつが、20代に戻った感じがする瞬間であった。現場でこうした感覚を味わえることは、やはりいいものだ。秋の予選会を突破して、来年もこの場所に立ちたいものだ。
 さて本題の、これまでの学員時報についての感想だが、第499号を見る限り、1面から3面にかけてのホームカミングデー特集を読むと記事が多岐にわたり、何が中心なのかが分かりづらい。ここはやはり秋元康氏の講演内容を詳しく載せることが「目玉」になると思う。NHK紅白でも注目されたAKB48や乃木坂46をプロデュースする秋元氏の講演内容は全国に散らばる、学員の知りたい記事と考える。
学員時報に望むこと
 企業、大学ともキーワードは「グローバル化」。国際社会で活躍できる人材をいかに育て、活用していくかが重要課題。中大には特色ある教育として「国際化加速プログラム」があり、外国に長期留学する学生を支援していると聞く。
 このプログラムに沿って現在、どの国に留学して、何を研究しているのかの実態をぜひ知りたい。また、帰国して企業で働く人たちの声も記事にしてほしい。さらに中大には世界各国からの留学生も多い。若い留学生の声も聞きたい。最後に2020東京オリンピック・パラリンピックで活躍しそうな選手の紹介記事も載せてほしい。これからも、読みやすく面白い記事を期待している。


学員時報の役割


三十年会支部 支部長 堀合 辰夫(昭30法)

 学員時報は中大同窓生57万余の公認の機関紙である。学員会は母校発展に寄与するための親睦会団体である。その機関紙の機能は何よりも会員に役立つニュース性が第一義となる。
 そもそもニュース(NEWS)の成り立ちは、北東西南の英語の頭文字の合成であることからも理解できるように、広く全会員の消息や活動を公平に伝えるものでなくてはならない。学員個人や、243各支部団体の動きや、意見を紹介するのが主目的となるはずである。
 これまで発行された会報は、全国支部活動や母校の現状、問題点などについてコンパクトに報道してきたし、時報の趣旨目的を十分に果たしてきたと思う。
 大村新理事長就任を紹介した497号(6/25)は、取り上げた内容がタイムリーで好感が持てたし、498号(9/25)の田部長右エ門氏、499号(11/25)の宮内直孝氏のインタビュー記事は、若手学員の活躍ぶりの紹介として極めて刺激的で読者会員として我が事のように嬉しく読むことができた。
 しかし、広く公平に集められたニュースにも賞味期限がある。499号7頁の任期満了に伴う学長選出の結果が、評議員会と理事会で何れも否決されたことを掲示板のように解り易く紹介していたが、しかし、いずれも商業新聞の報道に遅れること2カ月経過の後であった。
 すでに、朝日は10月31日、産経は11月1日、読売は11月8日に記事にしている。特に産経は、市岡豊大記者の署名記事で、評議員会、理事会の評議結果だけではなく、そこに至った母校の問題点と現状を詳細に報じている。
 新聞記事を見て心配した多くの、特に地方学員から電話問い合わせが殺到する始末であった。
 このような重大事は、商業新聞に嗅ぎつかれるよりも先に、時報で学員に知らされるべき重大ニュースである。
 教学の学長選考の意向と、評議員会、並びに、理事会の意思がこのようにかけ離れていたという事実は、母校にとって誠に由々しき重大事、特大のビッグニュースである。
 事件発生後2カ月後に学員に知らされるのでは、賞味期限切れも甚だしい。とても学員時報の役を果たしているとは言い難い。3カ月に1度の発刊上の制約に因るものとは思われるが、号外を出してでも迅速に知らせて欲しいところである。
 大学と時報発行編集担当との緊密な連携があれば、この点に関する学員のストレスは解消できるのではないか。事実に基づかない単なる噂や推測による拙速な誤報は困るけれども、証文の出し遅れにならないような対応を期待したい。
 499号のこの点についての報道は、商業新聞記事の単なる抜粋、丸写しであり内容的に何らの新規性も見られない。
 せめて学員に対する時報ならば、評議員会、理事会議題の否決の結論だけではなく、評議員会が70:55、理事会が17:6の評決であったこと位は記事にすべきではなかったか。
 この票数に母校の現在の問題点が集約されているといっても過言ではない。具体的な票数の公表については異論もあろうが、最高裁の判決でも賛否の票数は明記されるし、反対意見も公表される。遅ればせの証文ならば、せめて商業新聞で報じられなかった核心部分について突っ込んだ事実を紹介して、母校の現状について学員の関心を喚起するのに役立つようにしてほしい。
 また、評議員会、理事会の審議結果に対する各学部教授会の声明文の趣旨も紹介すべきではないか。
 時報の報道姿勢について引き続き真剣に検討してほしい。


「再びの立川」は「初心の立川」


多摩白門会支部 支部長 小林 誠治(昭43法)

 昨年の箱根駅伝立川予選結果発表で3位というアナウンスを聞いた刹那の、学部を超えた全中大白門人の鬨の声を忘れることができない。
 思いは、総合8位入賞、シード権確保という藤原監督の力強い表明に酔いしれて、大学の深底に蠢く悲しむべき無明の澱み(不幸にも、それは学員時報によってではなく商業新聞情報によって知らされた)である新学長決定否認問題を軽率にも忘却の中に閉じ込めてしまっていた。
 箱根路の、何ものにも染まっていない純白を赤心と情熱の赤一文字のCで染めた白門アスリートの只管の走りは、しかしながらシード権を獲得できなかった。
 酔いから醒めて再び立川から始まることとなる。だが、「再びの立川」は、混迷する母校の深底を見据えた「初心の立川」でなければならない。
 確かに、金銭を操作する理事者の存しない大学は存在し得ない。教職といえども雇用という市民契約関係によって組織される。
 しかし教職の存在しない大学もまた存在し得ない。大学の権威は組織される教職の行動するインテリジェンスに根源する。
 だが場において大学を考えるとき、入りて去る学生の存在しない大学は、もはや大学ではない。ここに理事者でもなく評議員でもなく教職でもない我々学員が主体的に処し得る唯一の立脚地(即ち意必固我に凝り固まって白門の絆を失念したかのごとき大人たちの支配するそんな大学に我が子、我が孫、我が知友人を進学させたいと思うか否かの総合判断の場)がある。この視座よりもって学員時報に対し2つの要請を提起したい。
 第一、学員時報は今日の学長選とその否認について教職、評議員会、理事者の弁明による一切の情報を全面公開せよ。
 第二、学員時報は今日の学長選を巡る否認の評価について認否の直接回答を全学員に求める記事行動、総学員評価直接投票を組織せよ。


大学全体の世論の集約を


白門40年会支部 支部長 佐々木幸男(昭40法)

 「学員時報に関するアンケート」(497号)でもお示ししましたが、最近は頓に改善されて読む記事が多くなったと実感しています。
 まずは、「法人・教学・学員」が一体化して改革を進める「One Chuo」の精神で徹底した内容にしていただきたいと思います。具体的に言えば、499号の「中央大学次期学長の選任について」の記事は大変タイムリーです。
 学員は大学内部の状況には疎く、今後も速やかな情報公開が望まれます。
 特に、大村雅彦理事長は金子文六氏以来、約半世紀ぶり4人目の教学出身の理事長であり、教学側の事も十分に把握されていますので、我々学員としても大いに期待をしているところです。
 「学員時報」がある種、大学全体の世論を集約している存在であってほしいと思います。


若い学員にも親しまれる紙面づくりを


東京江戸川区支部 副支部長/白門48会支部 副幹事長 小林 裕(昭和48文)

 私は、元公立高校の教諭で、長年、学校新聞やPTAの新聞の編集に携りました。学員時報は、時々、御茶ノ水の記念館で読みますが、編集の仕方は真面目な感じで、紙面の割付もよくできていると思います。ただし、内容的には、大学の広報といった感じで、紙面の硬直化が見られ、まるで、官報のような一方的な上からの演繹的な編集方針が感じられます。つまり、現状の学員時報は、「読まれる新聞」よりは、「読ませる新聞」という感が否めません。それに、各地方支部や年次支部の総会やその集合写真もよく載っていますが、若い学員の声はほとんど載っていないように感じます。若い学員の記事も読みたいと思います
学員時報に望むこと  現在の学員時報は、支部からの報告書の集積のようで、あまり読む気はしません。確かに、報告や記録は、新聞の大事な要素で必要不可欠なものですが、そればかりでは単なる報告記録です。現在の学員時報には、もう少し演繹的な姿勢から帰納的で柔軟な編集姿勢がほしいと思います。
 そこで、できれば、編集の内容を改善して、従来の演繹的(上意下達的)編集から、読者たる学員の声、特に若い学員の声が紙面に反映されるような帰納的編集へのコペルニクス的転換を望みます。
 また、毎回順番を決め、各支部の総会などを順番に編集の方が直接取材し、幾つかの支部の特集を組んでほしいと思います。そして、紙面内容が少しでも改善され、今までの「読ませる新聞」から、「読まれる新聞」を目指してほしいと思います。
 さらに、若い学員にも、もっと親しまれる真の学員時報となることも望んでいます。


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