まず,海上輸送を表すために,Lloyd's社が提供している船舶動静データの地点データおよび,書籍の航路図とデジタル世界地図をもとに,約2,000の地点を結ぶデジタル航路ネットワークを作成します。
そして,船舶動静データから得られたODデータを上述のデジタル航路ネットワーク上の最短航路に配分することで,船舶による現状の物流をデジタル地図上に表現します。このとき,出港日と着港日を考慮することで,任意の時点における船舶の位置と船速を推計し,船舶の時空間的解析を可能にしました。
本モデルを利用することで,海賊多発海域と船舶の往来との関係を分析することや,地球温暖化の影響により将来実用化が見込まれる北極海航路に関して,その影響を推計することなどができます。
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