理工学部

応用化学科

kinoshita

大石 克嘉 / オオイシ カツヨシ

理工学部応用化学科・教授

新規CO2吸収材料の開発と常温でのCO2吸収特性の実現

現在,地球温暖化は深刻な問題であり,京都議定書の公約を達成するためには年間で1億トンを超えるCO2排出削減を考えなければなりません。しかしながら,発展途上国までを視野に入れると年々生成される2の量を減らすことはきわめて困難であると思われます。したがいまして,現在望まれている技術の1つは,生成されたCO2を回収した後隔離する技術であります。近年,Li4SiO4やLi4TiO4がCO2吸収・隔離する材料として有効であると報告されました。このような状況の中,私達の研究室では,さらに有能なCO2吸収材Li2CuO2を見出しました。本物質は,そのCO2吸収量がLi4TiO4には及ばないものの,容易な合成とLi4SiO4を凌ぐCO2吸収量をもち,かつ,常温でのCO2吸収が可能な物質です。現在,私たちは,Li2CuO2のCO2吸収反応の反応速度・活性化エネルギーの概算などの測定に力を入れながら,さらに新規のCO2吸収材料の探索を行っています。

最新のCO2吸収材Li2CuO2と従来のCO2吸収量の温度依存性の比較

【特許】

WO2007/032494 特開2009-291770

【キーワード】

環境負荷低減技術 CO2吸収・隔離