理工学部

物理学科

muneyuki

宗行 英朗 / ムネユキ エイロウ

理工学部物理学科・教授

生物の持つ分子機械に関する研究

当研究室では高度好塩菌を初めとして広い範囲の生物が持っていて光駆動イオンポンプとして機能するレチナール結合蛋白質や,ほぼ全ての生物が持っており回転分子モーターとして機能するATP合成酵素の研究を行っています。イオンポンプ蛋白質については,光照射によって引き起こされるイオンの動きを高感度な電流計,あるいは電圧計で測定する技術を持っており,これらの測定結果を等価回路や,単純なモデルと比較して理解しようとしています。ATP合成酵素の回転分子モーターの研究では,微小プローブを分子に結合し,そのプローブの動きを光学顕微鏡で観察しています。当研究室の特色としてはこの微小プローブに対し外部から高周波の回転電場を印可することによって人工的なトルクをかけてそれに対する分子モーターの応答を見るというものがあります。このようにして得られた結果を非平衡物理学の理論と比較するなどして実際の分子モーターの動作原理に迫ろうとしています。

【キーワード】

生体エネルギー変換 膜輸送と輸送蛋白質 光生物学 一分子計測・操作 非平衡・複雑系